以下に、Emacs環境をVimキーバインドで使うか、それともNeovimなどを覚えるべきか、それぞれのメリット・デメリットと使い分けのポイントを整理してみます:
✅ VimキーバインドでEmacsを使う(例:Evilモード)
利点:
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Vimのキーバインドを保ちつつ、Emacsの強力な機能を使える(例:Org-mode, Magit, LSPの統合など) 
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Emacsの拡張性を活かせる(設定はLisp系だけど、パッケージが豊富) 
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TUI/GUI両対応、特にEmacsのGUIは安定している 
主な使い方:
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Evilモード(EmacsでVimライクな操作が可能になるパッケージ)
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doom-emacsやspacemacsなどのフレームワークを使えば、最初からVim風キーバインドと整った環境が手に入る
向いている人:
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Vim操作を捨てたくないけど、Emacsの一部の機能(Org-modeなど)に魅力を感じている人 
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IDE的に統合された開発環境が欲しい人(LSP, Git, REPL, Dired) 
✅ Neovimを覚える
利点:
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Vimの操作体系のまま、Luaなどで強力に拡張可能 
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高速・軽量、設定次第でIDE化も可能( LazyVim,AstroNvim,NvChadなど)
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Vimとの互換性が高く、覚えたことが無駄にならない 
向いている人:
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すでにVimがある程度使えていて、もっと開発環境を自分で構築したい人 
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軽量エディタ志向で、起動が速くて反応が早い環境を好む人 
❓どっちを選ぶべき?
Emacs (+Evilモード) を選ぶべき場合:
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Emacs限定の強力な機能(例:Org-mode、Emacs Lispによる全体制御)に惹かれている 
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ツールを統合したい(Git、REPL、ブラウザ、メールなど) 
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Vimキーバインドは捨てたくないけど、新しい環境に挑戦したい 
Neovim を選ぶべき場合:
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Vimを日常的に使っていて、開発効率をさらに上げたい 
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高速な起動と操作感が重要 
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Emacsの操作性・概念にあまり魅力を感じない 
🎯 結論(個人的おすすめ):
もし 今のVim操作に慣れていて、Org-modeやEmacsの機能が特に必要ないなら、Neovimを極めたほうが効率的 です。
でももし Emacs特有の機能に関心がある(例:Org-modeでのノート管理、Emacs全体をOSのように使う等)、そのときは doom-emacs を Evilモード で試してみると良いです。
興味があれば、以下のどちらかから始めるといいです:
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🔥 Neovim強化 → LazyVim+telescope.nvim+lsp-zeroなど
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🔥 Emacs Vim風 → doom-emacs(インストールも簡単)
 
 
