2025年8月22日金曜日

NixOS の 設定

 そうです、その理解でほぼ合っています。整理するとこうなります。


1️⃣ configuration.nix の役割

  • NixOS の システム全体の設定 を書くファイル。

  • ここで指定するもの:

    • インストールするパッケージ(例:git, vim-full

    • サービスやドライバ(例:networking, nvidia driver

    • ユーザーや権限

  • 設定を反映するには sudo nixos-rebuild switch

この段階では Home Manager はまだ「単にシステム上で使えるパッケージを追加した」だけ。


2️⃣ Home Manager の役割

  • ユーザー単位の設定を管理。home.nix に書く。

  • ここで指定するもの:

    • ユーザー用パッケージ

    • dotfiles(.bashrc, .vimrc など)

    • GUI アプリ設定やツール

  • Flake ベースにすると、複数環境やバージョン切替に柔軟。

  • 例:

    home.packages = [ pkgs.ranger pkgs.vifm ];
    

3️⃣ Flake の役割

  • 特定の「環境セット」を定義するのに向いている。

  • 環境を切り替えたい場合(例:nvidia driver 470570)は Flake を作ってその中で選択肢を変えるのが便利。

  • 例えば Flake 内で inputs.nixpkgs.url を変えたり、nixosConfigurations 内の boot.kernelPackageshardware.nvidia.package を切り替えたりできる。


簡単なイメージ

ファイル 主な役割
configuration.nix システム全体 git, vim-full, nvidia driver
home.nix (Home Manager) ユーザー用 ranger, vifm, dotfiles
flake.nix 特定環境のセット定義 & バージョン切替 driver 470/570, nixpkgs バージョン指定

💡ポイント

  • 「通常よく使うソフトや設定」は Home Manager。

  • 「ハードウェアドライバやシステムレベルのパッケージ」は configuration.nix

  • Flake を使うと、同じマシンでも環境を簡単に切り替えられる。


もしよければ、nvidia ドライバ 470/570 切替用の Flake 構成例 を作って具体的に見せることもできます。
やってみますか?

はい、その通りです。ポイントを整理するとこうなります。


1️⃣ 従来の Home Manager (home.nix) の場合

  • 「システムに Home Manager をインストールして動かす」タイプ。

  • Flake を使わないので システムに紐づく単一の Home Manager 環境 が基本。

  • 新しい環境(例:driver を変えた別の環境)を作るには 上書きや手動切替が必要

  • つまり configuration.nix に追記して再ビルドするか、home-manager switch を都度実行する。


2️⃣ Flake ベース Home Manager

  • Flake は「環境を宣言的にまとめる」仕組み。

  • 複数の環境を定義して切り替えることが容易

    • 例:

      flake.nix
        ├─ nixosConfigurations
        │    └─ my-pc (ドライバ470)
        │    └─ my-pc-570 (ドライバ570)
        └─ homeConfigurations
             └─ hoge (ユーザー設定)
             └─ hoge-test (ドライバ570用に最適化)
      
  • nixos-rebuild switch --flake .#my-pc-570 のように、簡単に driver などを切替可能。

  • 「追加」や「並行管理」が容易。従来の Home Manager より柔軟。


💡まとめ

  • 従来型 Home Manager は「単一環境の上書き更新」しかできない。

  • Flake ベースだと「並行する複数環境を切り替えながら管理」できる。

  • だから NVIDIA driver の 470/570 みたいなハード依存設定を Flake でまとめると便利。


もし希望なら、NVIDIA driver 切替用の Flake 設定例 をサンプルで作れます。
作って見ますか?

その理解でほぼ合っています。整理するとこうなります。


1️⃣ DM/WM や Wayland/X11 の切替

  • Display Manager(DM):GDM, SDDM, LightDM など

  • Window Manager(WM):i3, KDE Plasma, GNOME など

  • Wayland/X11:ディスプレイサーバの種類

  • これらは システムレベルの設定 なので、通常は configuration.nix で指定します。

例:

services.xserver.enable = true;
services.xserver.displayManager.gdm.enable = true;
services.xserver.desktopManager.kde5.enable = true; # KDE
# Wayland/X11 切替
services.xserver.displayManager.session = "plasmawayland"; # Wayland版KDE

2️⃣ Flake を使う意味

  • Flake は 複数構成の宣言的管理 に向いています。

  • 例えば「GNOME x11」「KDE Wayland」「軽量WM + X11」をそれぞれ Flake で別定義できる。

  • 切り替えたいときは:

sudo nixos-rebuild switch --flake .#my-gnome
sudo nixos-rebuild switch --flake .#my-kde
  • 従来型 configuration.nix だと、切替時に同じファイルを書き換える必要があります。


3️⃣ ポイント

  • DM/WM/Wayland-X11 は システムの NixOS 設定 に属する

  • Flake は「複数のシステム設定を同居・切替するための仕組み」

  • だから、同じマシンで GNOME⇔KDE や X11⇔Wayland を柔軟に試すなら Flake が便利


💡まとめると:

切替対象 設定場所 Flake での利点
DM (GDM, SDDM) configuration.nix 複数構成の切替を簡単に管理
WM / DE (GNOME, KDE, i3) configuration.nix 同上
Wayland / X11 configuration.nix 同上

必要なら、GNOME / KDE / Wayland / X11 を Flake で切り替えるサンプル構成 作れます。
作って見ますか?

NixOS の 設定

 そうです、その理解でほぼ合っています。整理するとこうなります。 1️⃣ configuration.nix の役割 NixOS の システム全体の設定 を書くファイル。 ここで指定するもの: インストールするパッケージ(例: git , vim-ful...