2025年11月26日水曜日

 了解です。以下は VLC の Lua 拡張 (プラグイン) で、再生中のファイルをゴミ箱に送る(もしくは削除する)処理を行うものです。重要な点から先に:

  • 注意:VLC の Lua 拡張で「右クリックメニューそのもの」を直接変更することはできません(VLC のネイティブ右クリックコンテキストメニューを拡張する API は公開されていません)。代わりに「View(表示)メニュー → 拡張機能」として表示される 拡張 (extension) を作ります。拡張を開くと小さなダイアログが出て、そこで「Delete current file」ボタンを押すだけで削除できます。キーボードショートカットを割り当てたい場合は別途方法が必要ですが(ウィンドウマネージャのキー割当/xdotool 等でボタンを押す自動化など)、まずは拡張で確実に動くものを用意します。


1) Lua 拡張コード(コピペして使える)

ファイル名:~/.local/share/vlc/lua/extensions/delete_current.lua

作成して以下を丸ごと貼り付けてください。

-- delete_current.lua
-- VLC extension: delete (move to trash) the currently playing file

function descriptor()
    return {
        title = "Delete current file",
        version = "1.0",
        author = "assistant",
        url = '',
        shortdesc = "Move current file to trash / delete",
        description = "Move the currently playing file to Trash (prefers gio or trash-put).",
        capabilities = {}
    }
end

local dlg = nil
local status_label = nil

function activate()
    dlg = vlc.dialog("Delete current file")
    dlg:add_label("この操作は再生中のファイルをゴミ箱へ移動します。", 1, 1, 1, 1)
    dlg:add_button("Delete (Trash)", do_delete_trash, 1, 2, 1, 1)
    dlg:add_button("Delete (rm)", do_delete_rm, 2, 2, 1, 1)
    status_label = dlg:add_label("", 1, 3, 2, 1)
    update_status()
end

function deactivate()
    if dlg then
        dlg:delete()
        dlg = nil
    end
end

function close()
    deactivate()
end

-- helper to get current input's filesystem path from file:// URI
local function uri_to_path(uri)
    if not uri then return nil end
    -- accept file:///...  or file:/...  (normalize)
    local m = string.match(uri, "^file:///(.*)") or string.match(uri, "^file:(.*)")
    if not m then
        -- maybe non-file (http) or other
        return nil
    end
    -- percent-decode
    local function pct_decode(s)
        s = s:gsub("%%(%x%x)", function(h) return string.char(tonumber(h,16)) end)
        return s
    end
    local path = "/" .. m -- ensure leading slash if necessary
    path = pct_decode(path)
    return path
end

local function current_path()
    local item = vlc.input.item()
    if not item then return nil end
    local uri = item:uri()
    return uri_to_path(uri)
end

local function update_status(msg)
    local p = current_path()
    local text = ""
    if msg then
        text = msg
    elseif not p then
        text = "No file playing."
    else
        text = "Current: " .. p
    end
    if status_label then status_label:set_text(text) end
end

-- try to move to trash using available commands
function do_delete_trash()
    local p = current_path()
    if not p then
        update_status("再生ファイルを取得できません。")
        return
    end
    -- attempt gio trash, then trash-put, then fallback to rm -f
    local cmd1 = 'gio trash "' .. p .. '"'
    local cmd2 = 'trash-put "' .. p .. '"'
    local cmd3 = 'rm -f "' .. p .. '"'
    update_status("Trying gio trash...")
    local ok = os.execute(cmd1)
    if ok then
        update_status("Moved to trash (gio): " .. p)
        return
    end
    update_status("gio failed, trying trash-put...")
    ok = os.execute(cmd2)
    if ok then
        update_status("Moved to trash (trash-put): " .. p)
        return
    end
    update_status("Both trash tools failed. Use Delete (rm) to force delete, or install gio/trash-cli.")
end

-- force delete
function do_delete_rm()
    local p = current_path()
    if not p then
        update_status("再生ファイルを取得できません。")
        return
    end
    -- warn the user
    local w = vlc.dialogs and vlc.dialogs or nil
    -- Stop playback first
    pcall(function() vlc.playlist.stop() end)
    local cmd = 'rm -f "' .. p .. '"'
    local ok = os.execute(cmd)
    if ok then
        update_status("Deleted (rm): " .. p)
    else
        update_status("Failed to rm: " .. p)
    end
end

2) 使い方(インストールと実行)

  1. ファイルを作成:

mkdir -p ~/.local/share/vlc/lua/extensions
# テキストエディタで保存
nano ~/.local/share/vlc/lua/extensions/delete_current.lua
# (上のコードを貼り付けて保存)
  1. 必要な外部ツール(推奨)

  • gio(GNOME の gvfs に含まれるコマンド)または trash-clitrash-put)のいずれかがあると安全にゴミ箱へ移動できます。無ければ rm を呼びます(危険)。

  • NixOS なら configuration.nix に例えば:

environment.systemPackages = with pkgs; [
  gvfs               # provides gio
  trash-cli          # provides trash-put
];

設定を反映して再起動または nixos-rebuild switch

  1. VLC を再起動してメニューを確認
    VLC のメニュー → 表示 (View) に「Delete current file」が現れます。選ぶとダイアログが出て、Delete (Trash) ボタンでごみ箱へ、Delete (rm) で強制削除(注意!)です。


3) 重要な注意点(必ず読んでください)

  • 右クリック直接追加不可:VLC の通常のコンテキスト(右クリック)メニューにこの項目を差し込むことはできません。メニューは「表示 → 拡張機能」から呼び出す形になります。

  • 安全第一Delete (Trash) が利用できるか確認してください。rm はファイル完全削除です。誤削除に注意してください。

  • パーミッション:再生ファイルが root や他ユーザー所有の場合、削除できないことがあります(権限不足)。

  • デコード:Lua 内で file:/// URI からパスへ変換する処理を入れていますが、特殊な URI(リモートプロトコルや特殊システム)では動かない場合があります。


これで作って試してみてください。動かなかったり、より「右クリックっぽく」使いたい(たとえばキーボードショートカットや自動でダイアログを開く仕組み)などの改善希望があれば、そのまま対応案(例:xdotool でショートカット割当、Vim-like hotkey を使う方法、ダイアログ自動化など)を提示します。どうしますか?

2025年11月3日月曜日

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 🎉
設定うまく動きましたね!おめでとうございます🔥

それでは 今回の設定を完全にまとめて残せるように整理します。
ThinkPad X270 + NixOS 25.05 + LXQt + LightDM + x11vnc のリモート操作対応版です。
コピーして .md やメモに保存できます ✅


✅ NixOS で LXQt に x11vnc を完全 declarative に設定する方法まとめ

📌 1. VNC パスワード作成(初回のみ)

sudo x11vnc -storepasswd /etc/nixos/vncpasswd
sudo chmod 600 /etc/nixos/vncpasswd

📌 2. configuration.nix に追記(完全版)

{
  # GUI(LXQt) + LightDM
  services.xserver.enable = true;
  services.xserver.desktopManager.lxqt.enable = true;
  services.xserver.displayManager.lightdm.enable = true;

  # x11vnc 実行に必要なパッケージ
  environment.systemPackages = with pkgs; [
    x11vnc
    gawk
    net-tools
    xorg.xauth
  ];

  # systemd x11vnc サービス設定
  systemd.services.x11vnc = {
    description = "x11vnc server for LXQt session";
    after = [ "graphical.target" ];
    wantedBy = [ "graphical.target" ];

    serviceConfig = {
      ExecStart = "${pkgs.x11vnc}/bin/x11vnc -display :0 -auth /home/hoge/.Xauthority -forever -loop -noxdamage -rfbauth /etc/nixos/vncpasswd -shared";
      Restart = "always";
      Environment = "PATH=/run/current-system/sw/bin:/usr/bin:/bin";
      User = "hoge";
    };
  };

  # Firewall
  networking.firewall.allowedTCPPorts = [ 5900 ];

  system.stateVersion = "25.05";
}

🔹 ポイント:

  • .Xauthority をユーザー hoge で参照するため User=hoge

  • PATH 明示 → awk, netstat, xauth が見える

  • GUI が起動したら自動で x11vnc 起動


📌 3. 設定を反映

sudo nixos-rebuild switch
sudo systemctl status x11vnc.service

📌 4. 接続方法

同一 LAN から:

vncviewer <ThinkPad-IP>:5900

例:

vncviewer 192.168.1.20:5900

✅ これで出来ること

できること OK?
GUI 自動ログイン(LightDM)
LXQt セッションにリモート接続
再起動しても自動起動
NixOS で設定を一括管理

🎯次のステップ(希望あれば)

やりたいこと 状態
Hugo + GitHub Pages 自動更新 すぐ設定可 ✅
SSH トンネル経由で安全な VNC 推奨 ✅
サーバーとして電源管理OFF 設定可能 ✅
LXQt の powermanagement/screen saver 無効化 NixOS で管理可能 ✅

必要なら このまとめの Markdown をそのまま Hugo 記事として使える形に修正して納品します。
GitHub Pages 自動デプロイも一緒にやりますか?🚀

次、どう進めましょう?😎

2025年10月29日水曜日

 めっちゃ本質的な質問ですね 🔥

「Windowsが切り捨てた古いPCでも、LinuxやBSDならどこまで生きられるのか?」
という話を、技術的な観点+実用ラインで整理してみます。


🧩 1. Windows の切り捨て基準(ハード要件)

Windows 11 は以下を最低限要求しています:

要件 条件
CPU 2018年以降(Intel第8世代 / Ryzen 2000以上)
メモリ 4GB以上
ストレージ 64GB以上
TPM 2.0 + Secure Boot 必須
GPU DirectX 12 対応

つまり 2017年以前のPCは公式サポート外
→ Windows 10 の延長サポートも 2025年10月で終了予定


🐧 2. Linux・BSD のサポート基準(ゆるい)

LinuxやBSDは「古いハードでも動かせる」のが強み。
とはいえ「どの年代まで実用的か」で分けるとこうなります👇

世代 年代 状況 コメント
🔵 2015〜2023 Skylake〜現行 余裕。Waylandや最新GPU対応もOK 最新Ubuntu/Fedora/NixOSが快適
🟢 2010〜2014 Nehalem, Sandy/Ivy Bridge まだ十分実用圏。軽量DE(Xfce/i3)向け GPUドライバ注意(NVIDIA旧型)
🟠 2006〜2009 Core2 Duo / Athlon64 GUIありはギリギリ。CLI主体なら可 32bit対応ディストロが必要
🔴 2005以前 Pentium4, AthlonXP 事実上サポート外 カーネルが古い or SSE2非対応でビルド不能

💡 3. 切り分けライン(実用の境界)

ざっくり言うと:

🔻 実用境界は 2010 年前後。

この年あたりで決定的に変わったのが:

  • 64bit が標準化された

  • GPU の OpenGL 対応が一気に進んだ

  • 新しい Linux カーネルが旧ISAを削除し始めた


🖥️ 4. 実際の例で見ると…

OS / ディストロ 推奨ハードライン 特徴
Ubuntu 24.04 LTS 2012年以降 Wayland前提。GPUが古いと厳しい
Fedora 41 2015年以降 最新技術実験系、古ハード非推奨
Zorin / Linux Mint XFCE 2010年以降 旧PC向け軽量設定あり
antiX / MX Linux 2008年以降 systemd不要・軽量GUI
Void Linux / Alpine 2008年以前も可 CLIサーバ向けとして最強クラス
FreeBSD / NetBSD 2005〜でも起動可 特にNetBSDは「動かないマシンがない」がモットー

⚙️ 5. GPU ドライバが一番の壁

特にNVIDIA系。
古いGPU(例:GeForce 8xxx〜300系)は公式ドライバが古く、
最新カーネルとは非互換になる傾向。

→ 対処策:

  • **nouveau(オープンソースドライバ)**で延命可能
    ただし性能は3〜5割減

  • Intel / AMD GPUの方が古くても動きやすい


🔚 6. まとめ:2010年が「生死ライン」

判定 年代 コメント
✅ 使える 2011〜2023 現役OK。軽量DEを選べば快適。
⚠️ 工夫すれば動く 2008〜2010 GUI軽量化+メモリ1GB以上必須。
🚫 厳しい 〜2007 32bit限定 or CLIのみ。実用外。

🪄 補足:もし延命したいなら…

軽量Linux構成例:

推奨構成
カーネル Linux 6.6 LTS (longterm)
ディストロ Debian 12 / MX Linux / Void Linux
DE Xfce / LXQt / i3 / Openbox
Display Server X11(Waylandは重い)
アプリ Firefox ESR / FeatherPad / PCManFM

もしよければ次に「どの年代のPCを延命したいか」教えてくれたら、
その世代に最適な構成(カーネル・DE・ブラウザまで)を具体的に組みます。

 めちゃくちゃ鋭い指摘です。まさにその通りです。

Blender VSE(Video Sequence Editor)がマイナー扱いされているのは、「Blender=3Dソフト」という強固なイメージと、いくつかの歴史的・実用的な理由が重なっているからです。
以下、順を追って整理します👇


🧱 1. 「Blender=3D」の固定イメージ

  • Blenderはもともと3Dモデリング&レンダリング用として進化してきた歴史があり、
    「VSEはおまけ」的な位置づけで見られています。

  • 3D界隈では強烈に有名でも、映像編集者の世界では「Premiere / Resolve / Final Cut」が標準化しているため、
    映像編集者の頭の中に“Blender”が入っていない

  • 公式プロモーションやコミュニティも、3D機能にフォーカスしていて、VSEの情報発信がほとんどない。


⚙️ 2. 開発リソースの優先度が低い

  • Blender Foundationの開発力は限られており、VSEはコア機能の中でも最優先ではない扱い。

  • そのため、UIや機能の改善ペースが非常に遅く、
    他の編集ソフト(Resolve, Premiereなど)と比べると

    • カラーマネジメント機能が弱い

    • エフェクト系が少ない

    • 音声編集が貧弱
      といった点でプロ用途では足りない印象を持たれがち。


🎛️ 3. “ノンリニア編集ソフト”としての設計思想が中途半端

  • BlenderのVSEは、「3Dシーンをレンダリングして、カットを並べて編集するための軽いツール」という位置づけ。

  • つまり、「映画編集」や「プロモーション映像編集」ではなく
    “3Dアニメの最終合成やレンダリング出力を並べるためのツール” として生まれた。

  • だからエフェクトやカラーグレーディングよりも、
    タイムラインのシーケンス操作が中心。


🧩 4. とはいえ「VSEだけで完結」させる人も増えている

最近はYouTubeやオープンソース界隈で

  • 「軽い」「安定」「GPU非依存」「Linuxでも動く」
    という理由から、Blender VSEを**“Resolveの代わり”**にする流れが少しずつ出ています。
    特に、

  • ナレーション+BGM+字幕+カット編集

  • シンプルな2Dモーション・トランジション
    みたいな使い方にはピッタリ。

Blender VSEを拡張するアドオン(例:Power Sequencer, VSE Transform Tools)を使うと
編集効率がかなり上がります。


🔮 5. もしBlender VSEが本格的に進化したら?

実はBlenderコミュニティ内でも「VSEを近代化しよう」というプロジェクトが進行しています。
(Blender VSE 2.0 計画や、独立したUI改善提案など)
将来的に「Blender Studio制作環境の一部」として強化されれば、
Resolveの軽量代替として認知が広がる可能性はあります。


✅ 結論:マイナーな理由まとめ

要因 内容
💡 認知 3Dソフトとしてのイメージが強すぎる
🧠 開発優先度 VSEは「おまけ扱い」になりがち
⚙️ 機能範囲 本格映像編集というより3D出力補助
🪶 コミュニティ 情報が少なく、ユーザー数が限られる
💪 利点 軽い・GPU非依存・Linux完全対応・安定

もし興味あれば、「Blender VSEをResolve風に使う設定」や「アドオン構成」もまとめて紹介できます。
やってみたい方向(YouTube用?教材用?Vlog系?)を教えてくれたら、最適な環境構成を提案できますよ。

すごく本質的な質問です。
まさに「Blender VSEではできないことが多い=採用されにくい」という構造的問題があります。
以下に、「DaVinci Resolve / Adobe Premiere ではできるけど、Blender VSE では難しい・できない」主な点を体系的に整理します👇


🎨 1. カラーグレーディング・色補正まわり

ResolveやPremiereが得意

  • ノードベースのカラー調整(Lift, Gamma, Gain, Curves, LUT, HDRツールなど)

  • カラーマッチング(撮影条件の異なるカットを統一)

  • スコープ表示(波形モニタ、ベクトルスコープ、ヒストグラム)

  • RAWやLog映像の正確な処理(DaVinciの本業)

Blender VSEの現状

  • RGBカーブ・明るさ・コントラスト調整など簡易的な補正しかできない

  • カラースペース管理(OCIO)はBlender全体で対応しているが、VSE単体ではUI的に使いにくい

  • 波形モニタやルメトリカーブのような正確な色補正ツールが存在しない

👉 「色を仕上げるソフト」としては非力
これは特に映画・CM・YouTubeの映像美重視層に大きなマイナス。


🧩 2. エフェクト・トランジション系

Resolve/Premiere

  • ぼかし、光漏れ、ズームトランジション、スピードランプなど、内蔵エフェクトが非常に豊富

  • AdobeならAfterEffectsと連携してモーショングラフィックスを直接合成可能

  • ResolveもFusionタブでノードベースVFXを構築できる。

Blender VSE

  • クロスフェード、カラーオーバーレイ、マスク合成などの基本的なトランジションのみ

  • モーショングラフィックスは別途コンポジットノード3Dシーンを作ってレンダリングする必要がある(手間が多い)。

  • サードパーティ製アドオン(Power Sequencerなど)を入れても、表現の幅はかなり制限的

👉 「映像を動かして魅せる」演出が難しい


🎚️ 3. 音声編集・ミキシング

Resolve/Premiere

  • 音声波形編集、ノイズ除去、EQ、コンプレッサー、リバーブなどの音響処理が豊富

  • ResolveはFairlightタブで本格的なDAWレベルのミキシングが可能。

Blender VSE

  • 音声のフェードイン・アウト、音量調整程度しかできない。

  • エフェクト処理は外部ソフト(Audacityなど)頼み

  • ミキサーUIなし。

👉 ナレーション+BGM+効果音の細かいバランス調整が難しい


🧠 4. ワークフロー・メディア管理

Resolve/Premiere

  • プロジェクト管理、メディアプール、プロキシ生成、キャッシュ制御が整っている。

  • 長編映画・案件単位の複雑な素材管理が容易

  • タイムラインの複数バージョンを切り替えて比較できる。

Blender VSE

  • ファイルリンクは単純パス参照。プロキシ生成はできるが自動化が弱い

  • 複数シーケンスを行き来したり、編集履歴を比較する機能がない。

  • メディアプールやビン分けがないので、長尺素材の管理が大変

👉 大規模案件・複数人作業には不向き


🪄 5. テキスト・字幕・モーショングラフィックス

Resolve/Premiere

  • タイトルテンプレートやモーションプリセットが豊富。

  • 字幕ツール(フォント、スタイル、背景、影など)も整っている。

  • AfterEffectsと連携すればプロ並みのモーショングラフィックスを直結。

Blender VSE

  • 文字を入れるだけなら可能(Text strip)。

  • しかしフォント管理やアニメーションは不便で細かく制御しにくい

  • 凝ったタイトルを作るなら、3Dテキストとして別レンダリング→合成が必要。

👉 「デザインされた文字演出」にはかなり弱い


🚀 6. パフォーマンスとプレビュー

  • ResolveはGPU支援によるリアルタイム再生が強力。

  • Blender VSEは軽いが、キャッシュ機構が貧弱で、プレビューが途切れる・遅延することが多い。

  • 特に多層構成(映像+オーバーレイ+テキスト+カラー補正)では落ちる。


✅ まとめ:なぜVSEは使われないのか(機能比較)

分野 DaVinci / Adobe Blender VSE 備考
カラー補正 ★★★★★ ★★☆☆☆ ノード・LUT対応が弱い
エフェクト ★★★★★ ★★☆☆☆ FusionやAE連携が圧倒的
音声編集 ★★★★★ ★☆☆☆☆ フェードのみレベル
メディア管理 ★★★★☆ ★★☆☆☆ 長尺で混乱しやすい
タイトル・字幕 ★★★★★ ★★☆☆☆ Text stripが限定的
軽量・安定 ★★★☆☆ ★★★★★ Linuxでも快適
無料 △(Resolve Free版制限あり) ◎完全無料 GPU要件が低い

💬 結論

Blender VSEが使われない最大の理由は、**「プロ映像制作用の“仕上げツール”としての完成度が不足している」**こと。

一方で、

**「GPU非依存・Linuxで安定・軽い・無料」**という強みもあり、
シンプル編集(カット+テロップ+BGM)には最適。


もし「Resolve並みにVSEを強化したい」なら、
アドオン・設定・外部ツール連携を組み合わせた
“強化版VSE構成”を提案できます。

たとえば:

  • Power Sequencer(効率化)

  • VSE Transform Tools(UI改善)

  • Audacity連携(音編集)

  • OCIO設定(色管理強化)

やってみたい方向(例:YouTube編集、教材動画、映像作品など)を教えてくれたら、
その目的に合った「最強のVSEセットアップ例」を出せます。やってみる?

2025年10月28日火曜日

 キーバインドの変更は、OSやデスクトップ環境によって最適な方法が異なります。Caps LockをCtrlに置き換えるための、WindowsとLinux(Ubuntu, Fedora, NixOS、X11/Wayland別)における効率的な方法を解説します。


Windows (10/11)での設定方法

Windows環境で最も効率的かつ推奨される方法は、Microsoft PowerToysKeyboard Manager機能を使用することです。レジストリを直接編集する方法よりも安全で簡単です。

1. Microsoft PowerToysを使用する (推奨) 🛠️

  1. PowerToysのインストール: Microsoft StoreまたはGitHubからMicrosoft PowerToysをダウンロードし、インストールします。

  2. Keyboard Managerを開く: PowerToysの設定を開き、サイドバーから「Keyboard Manager」を選択します。

  3. キーの再マップ (Remap a key):Remap a key」を選択して設定画面を開きます。

  4. マッピングの追加:Add key remapping」をクリックし、以下のマッピングを設定します。

    • Select (元): Caps Lock

    • To send (先): Ctrl (または Left Ctrl)

  5. 適用: 設定を保存し、PowerToysを有効にしておきます。再起動は通常不要ですが、設定が反映されない場合は再起動を試みてください。

2. レジストリを編集する (上級者向け)

PowerToysが利用できない環境や、よりシステムレベルで永続的な変更を行いたい場合に、レジストリのScancode Mapを編集する方法があります。これはOS起動前に適用されるため、リモートデスクトップなどでも有効ですが、誤った編集はシステムに影響を与える可能性があるため、必ずバックアップを取ってから行ってください。

  1. レジストリエディタを開く: Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、regeditと入力して実行します。

  2. パスへ移動: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout へ移動します。

  3. Scancode Mapを作成/編集:

    • Keyboard Layoutキーを右クリックし、新規 > バイナリ値を作成し、名前を Scancode Map にします。

    • Scancode Mapをダブルクリックし、以下のバイナリデータを入力します。

      00 00 00 00 00 00 00 00
      02 00 00 00 1D 00 3A 00
      00 00 00 00
      
  4. 再起動: PCを再起動すると設定が反映されます。


Linuxでの設定方法 (Ubuntu, Fedora, NixOS)

Linuxでは、X11環境かWayland環境か、また使用しているデスクトップ環境(GNOME, KDEなど)によって効率的な方法が異なります。一般的にはXKBオプションを使用する方法が最も標準的です。

1. GNOMEデスクトップ環境 (Wayland/X11) - Ubuntu/Fedora

UbuntuやFedoraの標準デスクトップ環境であるGNOMEでは、設定アプリまたはgsettingsコマンドを使うのが最も簡単で確実です。

GNOME Tweaks (GUI)

  1. GNOME Tweaksのインストール: (未インストールの場合)gnome-tweaksパッケージをインストールします。

    • Ubuntu/Fedora: sudo apt install gnome-tweaks または sudo dnf install gnome-tweaks

  2. 設定: GNOME Tweaksを起動し、「Keyboard & Mouse」(または「キーボードとマウス」)セクションへ移動します。

  3. Additional Layout Options (追加レイアウトオプション):Caps Lock behavior」(Caps Lockの動作)または「Additional Layout Options」をクリックします。

  4. 設定の選択:Ctrl position」(Ctrlの位置)または「Caps Lock behavior」から「Swap Ctrl and Caps Lock」(CtrlとCaps Lockを入れ替える)または「Caps Lock as an additional Ctrl」(Caps LockをCtrlとして使用)を選択します。

gsettings (CUI)

GNOMEのD-Bus設定を変更することで適用できます。WaylandでもX11でも有効です。

Bash
gsettings set org.gnome.desktop.input-sources xkb-options "['ctrl:swapcaps']"

ctrl:swapcapsはCaps LockとCtrlを入れ替えるオプションです。Caps LockをCtrlとしてのみ使用したい場合はctrl:nocapsを試してください。)

2. X11環境 (共通)

xkb-optionsを使ってシステム全体に設定を適用する方法です。

/etc/default/keyboard (Ubuntu/Debian系)

Ubuntuではこのファイル編集が一般的です。

  1. ファイルを編集:

    Bash
    sudo nano /etc/default/keyboard
    
  2. XKBOPTIONSの行を以下のように変更/追加します。

    XKBOPTIONS="ctrl:swapcaps"
    
  3. 設定を反映:

    Bash
    sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration
    

    または再起動します。

/etc/X11/xorg.conf.d/の設定 (Fedora/X11全般)

Fedoraを含む多くのディストリビューションで、Xorgの設定ファイルで設定する方法です。

  1. /etc/X11/xorg.conf.d/00-keyboard.conf (または類似のファイル)を作成/編集します。

    Bash
    sudo nano /etc/X11/xorg.conf.d/00-keyboard.conf
    
  2. 以下の内容を記述します。

    コード スニペット
    Section "InputClass"
        Identifier "system-keyboard"
        MatchIsKeyboard "on"
        Option "XkbLayout" "us" # 必要に応じてレイアウトを設定
        Option "XkbOptions" "ctrl:swapcaps"
    EndSection
    
  3. Xorgを再起動するか、システムを再起動します。

3. NixOSでの設定方法

NixOSでは、/etc/nixos/configuration.nixに設定を記述し、システムをリビルドします。

  1. /etc/nixos/configuration.nixを編集します。

    • X11/Wayland共通: services.xserver.xkbOptionsを設定します。

      Nix
      services.xserver.enable = true;
      # ... 他の設定 ...
      services.xserver.xkbOptions = "ctrl:swapcaps";
      
    • TTY(仮想コンソール)でも適用したい場合:

      Nix
      console.useXkbConfig = true;
      
  2. 設定を適用するため、システムをリビルドします。

    Bash
    sudo nixos-rebuild switch
    

4. Wayland (より包括的な方法)

WaylandではX11のsetxkbmapのようなツールが効かない場合がありますが、多くの環境でGNOME TweaksNixOSの設定(上記参照)で対応できます。

より汎用的なキーリマップツールとして**xremapkanata**などがありますが、これらは別途インストールと設定が必要になり、カーネルレベルで動作させる場合はより複雑になります。通常は上記1〜3の方法で十分です。

 了解です。以下は VLC の Lua 拡張 (プラグイン) で、再生中のファイルをゴミ箱に送る(もしくは削除する)処理を行うものです。重要な点から先に: 注意 :VLC の Lua 拡張で「右クリックメニューそのもの」を直接変更することはできません(VLC のネイティブ...