Microsoftは、Windows 11の全エディションにおいて、初回セットアップ時にMicrosoftアカウントでのサインインを必須とする変更を実施しました。この変更は、2024年3月にリリースされた累積アップデートKB5035942によって導入され、これによりWindows 11 Homeだけでなく、Proエディションでもローカルアカウントのみでのセットアップが不可能になりました。
これまで、ユーザーは存在しない電子メールアドレスを使用することでローカルアカウントを作成することができましたが、この方法も無効化され、正しいMicrosoftアカウントの情報を入力しない限り、セットアップを完了できない状況に陥っています。さらに、以前は「bypassnro」というコマンドを使用してアカウント要件を回避することが可能でしたが、これも最新のアップデートで無効化されました。
この変更は、Microsoftが自社のクラウドサービス(OneDriveやMicrosoft 365など)へのアクセスを促進し、ユーザーをそのエコシステムに統合するための戦略の一環と考えられています。これにより、ユーザーのプライバシーに対する懸念も高まっています。Microsoftアカウントを使用することで、ユーザーの行動データが同社のサーバーに送信される可能性があるため、プライバシーを重視するユーザーにとっては不安要素となるでしょう。
このような変更に対して不満を持つユーザーも多く、今後の選択肢が狭まる可能性があるため、Windows 11の使用を避けるという選択肢も考えられます。