Blender VSEで動画を読み込むとできる「Proxy」フォルダについて
Proxyフォルダとは?
BlenderのVSE(ビデオシーケンスエディタ)で動画を読み込む際、生成される「Proxy」フォルダは、元の動画ファイルの低解像度版を保存するためのものです。この低解像度版の動画を「Proxy」と呼びます。
Proxyの役割
- プレビューの高速化: 高解像度の動画を編集する場合、再生やレンダリングに時間がかかります。Proxyを使用することで、低解像度の動画でプレビューを行うため、編集作業の効率を大幅に上げることができます。
- メモリ使用量の削減: 高解像度の動画をすべてメモリに読み込むと、システムに大きな負荷がかかります。Proxyを使用することで、メモリ使用量を削減し、システムの安定性を高めることができます。
- 大容量動画の編集: 大容量の動画を扱う際、Proxyを使用することで、編集作業中に発生する可能性のあるクラッシュやフリーズのリスクを軽減できます。
Proxyフォルダをオフにする方法
Proxyの生成は、Blenderの設定で変更することができます。
- Blenderを起動: まず、Blenderを起動します。
- 設定を開く: 画面上部のメニューバーから、「編集」→「環境設定」を選択します。
- システムタブ: 環境設定ウィンドウが開いたら、「システム」タブをクリックします。
- プロキシ: 「プロキシ」セクションを探し、「プロキシ生成」のチェックボックスをオフにします。
- 保存: 設定を保存するために、「保存」ボタンをクリックします。
注意点
- 一度生成されたProxy: 一度生成されたProxyは、手動で削除する必要があります。Blenderのプロジェクトフォルダ内を探し、「_proxies」という名前のフォルダを削除してください。
- Proxyの有無による影響: Proxyをオフにすると、プレビューの速度が遅くなったり、メモリ不足によるエラーが発生する可能性があります。編集する動画のサイズやシステムのスペックに合わせて、Proxyの有無を検討してください。
まとめ
Proxyは、Blenderで動画編集を行う上での便利な機能ですが、必ずしも必要ではありません。編集する動画のサイズやシステムのスペック、編集作業の内容に合わせて、Proxyの生成を有効にするか、無効にするかを判断しましょう。
補足
- Proxyの解像度: Proxyの解像度は、環境設定で変更することができます。
- Proxyのフォーマット: Proxyのフォーマットは、通常は元の動画フォーマットと同じか、または圧縮率の高いフォーマットが選択されます。
- Proxyの生成タイミング: Proxyは、動画をシーケンスに追加した際に自動的に生成されます。
その他
もし、Proxyに関するさらに詳しい情報が必要な場合は、Blenderのマニュアルやオンラインコミュニティを参照することをおすすめします。
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関連語: ビデオシーケンスエディタ, プロキシ生成, 高速化, 効率化
この説明で、Proxyフォルダについて理解できたでしょうか?もし、他に質問があればお気軽にご質問ください。