Ender 3 V3 SEのノズル温度を300℃まで上げる改造
Ender 3 V3 SEの標準ノズル温度は260℃ですが、改造することで300℃まで上げることができます。ただし、いくつかの注意点があります。
必要なもの
- 高温対応ノズル: Creality製のMK8ノズルなど、300℃以上の温度に対応したノズルが必要です。
- ヒートシンク: ノズルから発生する熱を逃がすために、ヒートシンクが必要です。Creality製のアルミ製ヒートシンクなどがおすすめです。
- ファンダクト: ヒートシンクを冷却するために、ファンダクトが必要です。Creality製のファン付きダクトなどがおすすめです。
- シリコンチューブ: フィラメントをノズルに供給するために、シリコンチューブが必要です。高温に耐えられるPTFE製のシリコンチューブが必要です。
- ファームウェア: 300℃までの温度設定に対応したファームウェアが必要です。Marlin 2.0.xなどのファームウェアがおすすめです。
改造手順
- 古いノズルを取り外します。
- 新しいノズルをホットエンドに取り付けます。
- ヒートシンクをノズルに取り付けます。
- ファンダクトをヒートシンクに取り付けます。
- シリコンチューブをノズルとフィラメントエクストルーダーに取り付けます。
- 新しいファームウェアをEnder 3 V3 SEにインストールします。
注意点
- 300℃以上の温度で印刷すると、フィラメントが変質したり、火災が発生する可能性があります。
- 改造によって、Ender 3 V3 SEの保証が無効になる可能性があります。
- 改造は自己責任で行ってください。
300℃までノズル温度を上げるメリット
- ABS樹脂やPETG樹脂などの高温樹脂を印刷できるようになります。
- レイヤー接着が改善され、プリント品質が向上する可能性があります。
- 印刷速度が向上する可能性があります。
300℃までノズル温度を上げるデメリット
- フィラメントが変質したり、火災が発生する可能性があります。
- パーツが劣化しやすくなります。
- 印刷時の臭いが強くなります。
**Ender 3 V3 SEのノズル温度を300℃まで上げるかどうかは、ご自身の責任で判断してください。改造する前に、十分な調査を行い、必要な知識と経験を身につけてください。
参考情報
- Creality Ender 3 V3 SE ノズル交換方法: https://m.youtube.com/playlist?list=PLW9O3eZmo5E3-M8XQPW2ZiRSknWVeV_HQ
- Marlin 2.0.x ファームウェア: https://marlinfw.org/
- ABS樹脂: https://ja.wikipedia.org/wiki/ABS%E6%A8%B9%E8%84%82
- PETG樹脂: https://en.wikipedia.org/?title=PETG&redirect=no
免責事項
この情報は、Ender 3 V3 SEのノズル温度を300℃まで上げる改造に関する一般的な情報提供のみを目的としています。この情報に基づいて行ういかなる行動についても、責任を負いません。改造は自己責任で行ってください。