2025年7月24日木曜日

ubuntu nixos



✅【1. Ubuntu / Kubuntu / Lubuntu = "Ubuntu + デスクトップ環境(DE)"】

Ubuntu系はすべてベースとなるUbuntu(中身は同じ)に、異なるデスクトップ環境(DE: Desktop Environment)を組み合わせただけです。

ディストリ名 ベース デスクトップ環境(DE)
Ubuntu Ubuntu GNOME(標準)
Kubuntu Ubuntu KDE Plasma
Lubuntu Ubuntu LXQt(軽量)
Xubuntu Ubuntu Xfce(中軽量)
Ubuntu MATE Ubuntu MATE(GNOME 2系派生)
Ubuntu Budgie Ubuntu Budgie

✅【2. NixOSとの違い】

NixOSでは**「どのWM/DEを使うか」も設定ファイル(configuration.nixなど)で柔軟に指定でき、
例えば dwmi3xmonadplasma5gnome などの組み合わせが細かく調整できます。
→ Ubuntu系よりも
選択肢が豊富かつ統一的に管理**できます。


✅【3. Ubuntu → Kubuntu / Lubuntu に変える方法】

✔ 方法①: 新しいディストリを入れ直す(クリーンインストール)

  • UbuntuからLubuntuにしたいなら、一番確実なのはLubuntuをクリーンインストールすること。

  • 各種設定やパッケージもLubuntu用に最適化されていて、軽快に動作。

✔ 方法②: DEだけ入れ替える(共存も可能)

UbuntuにKDEやLXQtなどを後から追加インストールすることもできます。

# KDEを入れてKubuntu化
sudo apt install kubuntu-desktop

# LXQtを入れてLubuntu化
sudo apt install lubuntu-desktop

📌注意: 複数DEを共存させると、ログイン画面で選択できるが、設定の衝突や冗長なパッケージで重くなる可能性もある。


✅【4. WM(ウィンドウマネージャ)との違い】

Ubuntu系で言うDE(GNOMEやKDE)は、WM + ファイラー + 設定マネージャ + 通知機構 + アプリ群をひとまとめにしたものです。

例えば:

  • KDE → KWin(WM)+ Dolphin(ファイラー)+ SystemSettings(設定)+ plasmaなど

  • Lubuntu → Openboxや後継のLXQtのWM(lxqt-session など)

逆に、NixOSやArchでは、WM単体(例:dwmやi3)だけで構成するミニマルな環境も容易に作れます。


✅【まとめ】

項目 Ubuntu系 NixOSやArch等
DEの切替 追加/共存も可能だがやや面倒 設定で自在に制御
DEの種類 Kubuntu, Lubuntu等の派生で切替 KDE, GNOME, i3, dwmなど自由に指定
軽量化 LubuntuやXubuntuで軽くできる WM単体+必要最低限で超軽量化可能
柔軟性 あまり高くない(初心者向け) 非常に高い(上級者向け)

🔧 おすすめ

もしUbuntu上でWM(例:dwm, i3)を使ってみたい場合:

sudo apt install i3

ログイン画面で「i3」を選べば試せます。
軽量・タイル型WMを体験してから、NixOSなどで本格的に導入するのも手です。



2025年7月23日水曜日

NixOS + dwm だけで最低限のPC操作を快適にする方法

NixOS + dwm だけで最低限のPC操作を快適にする方法

シンプルで軽量な dwm だけを使って、音量調整・バッテリー表示・画面輝度調整 など、最低限のPC設定をできるようにする方法を紹介します。デスクトップ環境(LXQtやXFCE)を入れなくても、CUIツールと軽量な常駐アプリだけでかなり快適になります。

基本方針

  • dwm には GUI設定ツールがないので CLIベースで対応
  • xsetrootdwmblocks でステータス表示
  • sxhkd などでキーボードショートカット対応

1. 必要パッケージ(configuration.nix

{ pkgs, ... }:

{
  environment.systemPackages = with pkgs; [
    pulseaudio
    pavucontrol
    alsa-utils
    brightnessctl
    acpi
    sxhkd
    dunst
    networkmanager
    bluez
    blueman
    xorg.xsetroot
  ];

  networking.networkmanager.enable = true;

  sound.enable = true;
  hardware.pulseaudio.enable = true;

  hardware.bluetooth.enable = true;

  services.xserver.enable = true;
  services.xserver.windowManager.dwm.enable = true;
}

2. 音量・輝度・バッテリーのコマンド例

音量調整(PulseAudio):


pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%
pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ -5%
pactl set-sink-mute @DEFAULT_SINK@ toggle

バッテリー残量:

acpi -b

輝度調整:

brightnessctl s +10%
brightnessctl s 10%-

3. キー割り当て(sxhkd


XF86AudioRaiseVolume
    pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%

XF86AudioLowerVolume
    pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ -5%

XF86MonBrightnessUp
    brightnessctl s +10%

XF86MonBrightnessDown
    brightnessctl s 10%-

4. ステータスバー(xsetroot)のスクリプト例


#!/bin/sh
while true; do
  VOL=$(pactl get-sink-volume @DEFAULT_SINK@ | grep -o '[0-9]\+%' | head -n1)
  BAT=$(acpi | cut -d, -f 2 | tr -d ' ')
  DATE=$(date '+%Y-%m-%d %H:%M')
  xsetroot -name "VOL:$VOL | BAT:$BAT | $DATE"
  sleep 10
done

5. オプション:Home Managerを使う場合


programs.sxhkd = {
  enable = true;
  keybindings = {
    "XF86AudioRaiseVolume" = "pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +5%";
    "XF86AudioLowerVolume" = "pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ -5%";
    "XF86MonBrightnessUp" = "brightnessctl s +10%";
  };
};

まとめ

  • dwm でも工夫すれば GUIなしで快適な操作が可能
  • sxhkd + pactl/brightnessctl が超便利
  • xsetroot or dwmblocks で情報も見やすく

余計なDEを入れず、軽くて統一感のある環境が好きな人には、NixOS + dwm 構成は非常におすすめです。

【WSLでPodmanを使おうとして詰んだ話】systemd依存の罠とリカバリー記録




🔧 はじめに

WSL上のUbuntuで**Podmanを使いたい!**と思って apt install podman したら、地獄の依存関係トラブルにハマりました…。
この投稿では、その経緯と最終的にどうリカバリーしたかを記録しておきます。


🌀 起こったこと

Ubuntu(WSL)で以下のコマンドを実行:

sudo apt install podman

すると依存関係のエラーが続出:

podman : Depends: conmon but it is not going to be installed
         ...
systemd-sysv : Depends: systemd (= 255.4-1ubuntu8.4) but 255.4-1ubuntu8.10 is to be installed

どうやら systemd 関連パッケージのバージョンが中途半端に更新されており、しかも dpkg が壊れて修復できない状態に…。


🔍 原因を整理すると:

  • systemd のアップグレードが途中で失敗(WSLではありがち)

  • /etc/passwd ロック失敗 → dpkg --configure -a も通らない

  • そのせいで podman の依存関係が解決できない


💣 対処してみたこと:

  • apt-mark holdsystemd を止めてみる → 効果なし(バージョン差異で詰む)

  • dpkg スクリプトを手動で無効化 → 一時的に通るが不安定

  • systemd をダウングレードしようとするも、依存パッケージが既に新しくなっていて詰み状態


🧹 最終的な解決策:

💥WSLのUbuntuを一度削除して再インストールしました。

wsl --unregister Ubuntu

その後、Microsoft Store から Ubuntu を再インストールし、クリーンな状態から再構築。これが一番早くて安全でした。


✅ 教訓・まとめ

  • WSL では systemd 関連パッケージのアップグレードは慎重に!

  • Podman は rootless モードで使えるので、本来 systemd は必須ではない

  • 環境が壊れたら、WSL では「作り直す」が最善手になることもある


💡 次やるときのベストプラクティス

  1. WSL の Ubuntu をインストールしたら、まず apt upgrade は控える

  2. Podman を使うなら、最初に rootless モードでテスト

  3. 必要に応じて公式リポジトリを追加して最新版を導入まとめておくと以下の通りです:


    🧵 Ubuntu 環境破損とその復旧

    🔧 背景

    Docker を使った開発を行っていた Ubuntu 環境(WSL 上 or ネイティブ)で systemd 周辺のパッケージ更新により依存関係の破綻が発生。apt installdpkg --configure -a--fix-broken install も機能しなくなった。


    🚨 発生したエラーの例

    dpkg: error processing package systemd (--configure):
     installed systemd package post-installation script subprocess returned error exit status 1
    

    また、podman インストール時にも以下のような依存性の壊れが起こる:

    The following packages have unmet dependencies:
     podman : Depends: conmon but it is not going to be installed
     systemd-sysv : Depends: systemd (= 255.4-1ubuntu8.4) but 255.4-1ubuntu8.10 is to be installed
    

    🔄 試行した対処法

    • sudo apt-mark hold で systemd 関連パッケージを固定 → 効果なし

    • apt --fix-broken install, dpkg --configure -a を繰り返す → 改善せず

    • 結果:依存地獄から脱出できず断念


    🧹 結論:クリーンな Ubuntu を入れ直し

    • 複雑に壊れたシステムは復旧より再インストールが早いと判断

    • WSL 上で新たに Ubuntu を再導入し、環境をクリーンにリセット


    🐳 その後:Podman 導入はスムーズに成功

    WSL 上の新しい Ubuntu で以下のように進めた:

    # Podman の公式リポジトリを追加(Ubuntu 22.04 例)
    source /etc/os-release
    echo "deb [signed-by=/etc/apt/keyrings/libcontainers.gpg] https://download.opensuse.org/repositories/devel:/kubic:/libcontainers:/stable/xUbuntu_${VERSION_ID}/ /" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/devel:kubic:libcontainers:stable.list
    
    sudo mkdir -p /etc/apt/keyrings
    curl -fsSL https://download.opensuse.org/repositories/devel:/kubic:/libcontainers:/stable/xUbuntu_${VERSION_ID}/Release.key | gpg --dearmor | sudo tee /etc/apt/keyrings/libcontainers.gpg > /dev/null
    
    sudo apt update
    sudo apt install -y podman
    

    これで依存関係エラーもなく正常に導入できた。


    ✅ 教訓

    • Ubuntu で systemd 関連の壊れは非常に復旧が難しい

    • 壊れたら躊躇せず再インストールが最善の選択になることもある

    • Podman のような開発ツール導入時は公式リポジトリを活用するのが安全




2025年7月22日火曜日

「Lenovo ThinkCentre M73 + Proxmox + GTX1050Ti で GPU パススルーに挑んだ記録」

 



はじめに

中古の Lenovo ThinkCentre M73(第4世代 Core i5)に Proxmox VE をインストールし、Windows 10 VM に NVIDIA GTX 1050 Ti をパススルーしようとした記録です。

結果として一部課題があり完全成功には至らなかったものの、貴重なトラブルシュートの記録として残します。


使用環境

  • PC本体: Lenovo ThinkCentre M73 (Core i5 4th Gen)

  • GPU: NVIDIA GTX 1050 Ti

  • Proxmoxバージョン: 6.8.12-9-pve(時点のカーネル)

  • 目的: Windows 10 VM に GPU パススルーしてゲームや動画再生を快適に


準備:BIOS編

✅ 実施したBIOS設定

  • 初期Display出力:IGD(内蔵グラフィック)

  • Multi-monitor:Enabled

  • VT-d:Enabled

  • その他:Secure Boot無効化

❌ ここで苦戦した点

  • Auto にすると画面が出なくなる(HDMIもD-Subも)

  • PEG(PCI-E GPU)優先にするとProxmoxが起動しない(画面が出ない or SSH不能)

  • 結局 IGD + Multi-monitor が唯一の動作構成だった


Proxmox設定編:IOMMUとVFIOの設定

GRUB 設定

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet intel_iommu=on"

更新コマンド:

update-grub
update-initramfs -u

VFIOにGPUをバインド

/etc/modprobe.d/vfio.conf

options vfio-pci ids=10de:1c82,10de:0fb9 disable_vga=1

問題発生:VFIOエラー

dmesg 出力例:

vfio-pci: probe of 0000:01:00.0 failed with error -22

原因不明のまま認識されず。BIOSのPEG設定やinit順序が関係?


ネットワークの混乱

  • enp2s0 に設定していたはずが、起動後は enp3s0 に変化していた

  • IPアドレスも 192.168.1.202192.168.1.6 に変化

  • dmesgip a を確認しつつ /etc/network/interfaces を修正


結論:今回は断念

  • GPUは検出されず、パススルーは失敗

  • Proxmoxの起動とWebアクセスまでの復旧に多くの時間を要した

  • 再挑戦にはBIOSの深い仕様理解が必要


教訓と次の一手

  • BIOSが古めの機種ではパススルーの安定動作は困難なケースあり

  • SSHやWeb UIが死んだ時のため、Display出力(D-Sub)環境は残しておくべき

  • 次回は Ryzen or 第6世代以降のIntel機で再挑戦予定


まとめ

パススルーは「動かせば勝ち」、ただし動くまでが非常に険しい。
この記録が、他の方の挑戦のヒントになれば幸いです。


おまけ:トラブル時に役立ったコマンド

# PCIデバイス一覧
lspci -nnk

# VFIOエラー確認
dmesg | grep -i vfio

# ネットワーク状態
ip a
cat /etc/network/interfaces

# Proxmox Web UI ポート
https://[ProxmoxのIP]:8006


2025年7月18日金曜日

 はい、その症状は Guix を Proxmox 上の仮想マシンなどに入れて試したときによく起こる典型的な問題です。

日本語サイトのフォントが文字化けしたり、まったく表示されないのは、日本語フォントがシステムに入っていないのが原因です。


✅ 原因

Guix は非常に最小限でミニマルなシステム構成なので、

❌ デフォルトでは日本語フォント(Noto Sans CJK, Takao, IPA など)が一切入っていません。

そのため、WebブラウザやGUIアプリで日本語が正しく表示されず、文字化け・豆腐(□)・空白になります。


✅ 解決策:日本語フォントをインストールする

以下のようなフォントを Guix でインストールすれば解決します。

🔹 一番おすすめ:Noto CJK 系フォント(Google公式)

guix install font-google-noto-cjk

これは高品質で広く使われている Google 製フォントです(CJK=中韓日対応)。

🔹 他にも使える日本語フォント

guix install font-ipaexfont font-takao
  • font-ipaexfont:IPA公式。読みやすくて軽い

  • font-takao:Ubuntuなどでも使われている昔ながらの定番


🔄 フォントをインストールしたらどうなる?

  • GNOME, XFCE, sway などの GUI でも日本語が正しく表示される

  • Firefox / Brave / Chromium でも文字化けがなくなる

  • fc-list で確認できるようになる(例:fc-list | grep Noto


✅ オマケ:フォントキャッシュ更新(必要なら)

以下のコマンドで再読み込みできます(普通は不要):

fc-cache -fv

✍️ 例:よく使う日本語フォントインストールまとめ

guix install font-google-noto-cjk font-ipaexfont font-takao

🧪 補足:GUIなし環境でもフォントは必要?

  • コンソール上で w3melinks を使うなら不要

  • GUIブラウザ(Firefoxなど)を使うなら フォントは必須

  • 特に Proxmox の仮想ディスプレイ(SPICE/QXL)などでGNOME使う場合は重要


✅ まとめ

現象 原因 解決方法
日本語が表示されない 日本語フォント未インストール guix install font-google-noto-cjk など
□や空白が表示される 豆腐フォント扱い(fallbackなし) IPAフォントなどで補完
GNOMEなどで一部表示崩れる フォント設定不足 gnome-tweaks などでフォント設定を変更可


 はい、Doom Emacs は Vim とほぼ同じキーバインドで操作できます!

むしろ Doom Emacs は「VimライクにEmacsを使いたい人のためのEmacs構成」です。


✅ Doom Emacs の Vim 互換性について

機能 Doom Emacs での状態
normal, insert, visual モード ✅ 完全対応(evil-mode 内蔵)
hjkl 移動 ✅ 同じ
:w, :q, :e など : でExコマンドも使える
/, n, * などの検索 ✅ そのまま使える
ciw, di(, yap など ✅ Vim と同じテキストオブジェクト対応
gg, G, dd, yy ✅ そのまま動く
キーマップカスタム config.el で調整可能

Doom Emacs は evil(Vimキーバインドエミュレーション)を前提に設計されているため、Vimとほぼ同じ感覚で使えるEmacsです。


🎮 追加される便利なキーバインド(Doom独自)

Doom ではスペースキー(SPC)がリーダーキーになっていて、以下のようなショートカットが使えます:

キー 機能
SPC f f ファイルを開く (find-file)
SPC b b バッファ切り替え
SPC p p プロジェクト切り替え
SPC g g Magit(Git UI)を開く
SPC : M-x(Emacsコマンド実行)

つまり、:Git:Buffers 的なUIが、SPCから直感的に使えるようになります。


❗ Vimと100%完全に同じではないところ(注意点)

  • プラグインの名前や実装が違う(たとえば telescope.nvim は Emacsにはなく、代わりに ivy, vertico, helm などが使われる)

  • Vimスクリプトではなく、Emacs Lisp(またはDoom用のDSL)で設定

  • 一部の細かい挙動(カーソル行末の処理など)が若干異なることもある

でも、普段のキーボード操作感は驚くほどVimに近いです。


✅ Vimユーザーにとっての Doom Emacs の利点

  • :q, :w, i, gg, dd, :%s/foo/bar/g などすべて使える

  • SPC でのコマンド探索が非常に便利(慣れると戻れない)

  • LSP, Git, Org-mode, Guix, Terminal, REPL などのEmacs力をそのまま使える

  • 軽量で起動も速い(Emacsとは思えないレベル)


🧪 まとめ

質問 答え
Doom Emacs は Vim と同じ操作? ✅ ほぼ完全に同じ(evil-modeベース)
Vim操作感でEmacsを使える? ✅ 問題なし
Vimと100%同じ? ❌ 細かい差はあるが、ほぼ違和感なし


 はい、VimからEmacsに慣れたいなら SpacemacsDoom Emacs は非常に良い選択肢です!

特に Vimユーザーには “違和感が少なく” Emacs の世界に入っていけるので、"学習曲線を緩やかにするブリッジ" として使えます。


✅ 結論:Vim使いがEmacsに慣れるには?

アプローチ オススメ度 特徴
Spacemacs ⭐⭐⭐⭐ Vimキーバインド + Emacs機能。GUI感強め。初心者向け
Doom Emacs ⭐⭐⭐⭐⭐ より高速・最適化。Vimに近いフィーリング
プレーンEmacs + evil ⭐⭐ シンプルだが、自力で設定が必要

🔹 Spacemacs の特徴

  • Vimキーバインド完全サポートevil-mode

  • SPC(スペースキー)で全コマンド起動 → VimよりもDiscoverable

  • レイヤー(layer)構成で機能を追加・削除しやすい

  • 初心者から中級者向け

  • GUI向き(端末だと少し重い)

👉 Vim操作をしつつ、Emacsのエコシステムを味わいたいなら、まずこれ!


🔹 Doom Emacs の特徴

  • 超軽量 & 高速起動

  • Vimキーバインドにかなり忠実

  • ~/.doom.d/config.el などで Nix 的な設定感覚に近い

  • 上級者〜中級者向け

  • CLI環境にも強い(GuixやTiling WMとの相性◎)

👉 Vim使いで「軽さ」や「高速キーバインド重視」なら、Doomがオススメ!


🔧 Guix でのインストール方法(例:Spacemacs)

1. Emacs をインストール:

guix install emacs

2. Spacemacs をセットアップ:

git clone https://github.com/syl20bnr/spacemacs ~/.emacs.d

起動すると .spacemacs を自動生成してくれます。

最初のプロンプトでは「Vimモード」を選ぶこと!


🧪 Doom Emacs を使うには(少し手間がかかる)

DoomはGuixにはパッケージされていないので、手動インストール:

git clone --depth 1 https://github.com/doomemacs/doomemacs ~/.emacs.d
~/.emacs.d/bin/doom install

(依存ツールが一部必要:git, ripgrep, fd, など)


🧭 Vim → Emacs に移行する理由あるの?

GuixやEmacs Lispベースのエコシステム(例:guix repl, guix.el, geiser, guile)を活用したい場合、Emacsを多少でも触れるとものすごく便利になります。

とはいえ:

Vimの操作感が大好きなら、Spacemacs や Doom Emacs で「Emacsを Vimみたいに使う」だけで十分!


✅ まとめ

目的 選択肢
VimっぽくEmacsを使いたい ✅ Spacemacs or Doom
Emacsの力を最大限に引き出したい ✅ Emacs + evil
超高速&ミニマルが好き ✅ Doom Emacs
GUI派&わかりやすさ重視 ✅ Spacemacs


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