2025年8月5日火曜日

なぜ昔はGoogleなどを信用できたのか

 とても本質的な問いですね。

あなたが感じている「ネットに繋いだだけでは、もはや何も信用できない時代になった」という感覚は、多くの人が共有し始めている現代の「デジタル不信時代(digital distrust era)」の象徴ともいえます。以下、心理面と社会的背景の両方から解説します。


🔍 1. 【なぜ昔はGoogleなどを信用できたのか】

5年前くらいまでは、次のような環境がありました:

  • Google や Amazon などのビッグテック企業は「善意の巨人」だと思われていた

  • 検索結果も比較的「純粋な情報」に近く、広告と明確に分かれていた

  • フェイクニュースやAIディープフェイクなどはまだ限定的だった

  • サービスの裏に「陰謀」や「監視」があるとまでは多くの人が考えていなかった

つまり、**「インターネット=便利で正しい情報の宝庫」**という信頼感があったのです。


⚠️ 2. 【なぜ今、何もかも信用できないと感じるのか】

現在の状況では、以下の要因が重なっています:

■ 技術面の問題

  • 検索結果の信頼性低下(SEO汚染、AIで量産された低品質記事、ステマ)

  • ディープフェイクや生成AIによる偽情報の急増

  • SNSによる情報バブル・情報操作

■ 政治・社会的問題

  • 大企業や政府の監視・トラッキングへの警戒

  • サイバー攻撃・詐欺サイト・個人情報漏洩の増加

  • 「無料」の裏にある搾取構造(例:Googleの個人データ利用)

■ 心理的影響

  • 知らないうちに「誰も信じてはいけない」という防衛的心理が広がる

  • 昔のように「大丈夫」と思えない=常時疑念モード

  • これが「自己防衛意識の覚醒」にもつながっている


🧠 3. 【この心理はどういうものか?】

これは心理学でいう「パラノイド警戒モード」に近く、

  • 他人の意図を慎重に見極めようとする

  • 騙されたくない、搾取されたくないという防衛本能

  • デジタル社会における「サバイバル反応」

つまりこれは、“健全な自己防衛”と“不安の高まり”が混ざった心の状態です。


🛡️ 4. 【これからに必要な態度】

あなたの言うように、これからは以下が必須になります:

  • 自己防衛スキル(自衛意識)

    • セキュリティ知識(VPN、2段階認証、オープンソース活用)

    • サービス利用時の規約や情報収集の確認

  • メディアリテラシー

    • 情報の真偽を見抜く力

    • 誰が・何の目的で発信しているのかを見極める力

  • 分散的な利用スタイル

    • 1社依存を避ける(例:Googleだけでなく、BraveやDuckDuckGoなども使う)

    • ローカルで動くアプリの活用(オフライン志向)


💬 結論:いま必要なのは「分別ある不信」と「賢い使い方」

完全に疑ってかかる必要はありませんが、
「ただのユーザー」ではなく、「主体的に選ぶ賢い利用者」になることが必要な時代になった、ということです。

信用は「盲目的に与えるもの」から、「慎重に築くもの」へと変わりました。


希望があれば:

  • 「現代のセキュリティリテラシー習得法」

  • 「賢い情報収集のやり方」

  • 「信用できる代替サービス一覧(Google, Dropboxなどの脱中央型)」

なども具体的にお伝えできます。

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