Fedora 41では、デフォルトのターミナルであるPtyxis(Terminal)が透明度の設定をサポートしていますが、ユーザーインターフェースから直接設定するオプションは提供されていません。以下の手順で、ターミナルの背景を透明に設定する方法を説明します。
ターミナルの透明度を設定する方法
dconfを使用する:
透明度を設定するためには、dconfを使用する必要があります。まず、dconfがインストールされていることを確認してください。
ターミナルを開き、以下のコマンドを実行して、デフォルトプロファイルのUUIDを取得します。dconf read /org/gnome/terminal/legacy/profiles:/:<UUID>/visible-name
取得したUUIDを使って、透明度を設定します。以下のコマンドを実行してください(<UUID>は実際のUUIDに置き換えてください)。dconf write /org/gnome/terminal/legacy/profiles:/:<UUID>/background-transparency-percent 80
上記のコマンドでは、透明度を80%に設定しています。必要に応じて値を調整してください(0%が完全に透明、100%が不透明です)。
ターミナルの再起動:
設定を適用するために、ターミナルを再起動します。
注意点
現在、PtyxisのUIには透明度設定のオプションがないため、CLIを使用して設定する必要があります。将来的には、プロファイル設定に透明度オプションが追加される予定です。
透明度の設定が適用されない場合は、ターミナルの設定やdconfの状態を再確認してください。
この手順に従うことで、Fedora 41のターミナルで背景を透明に設定することができます。