Blender VSE(Video Sequence Editor)でストリップの解像度を下げるための専用のノードはありません。VSEは主に動画編集のためのツールであり、コンポジットノードのようにピクセル単位で解像度を操作する機能は限られています。
しかし、目的が「解像度を下げる」ことであれば、いくつかの方法で同様の効果を得ることができます。以下にいくつかの方法をご紹介します。
1. シーケンスの出力解像度を下げる:
これが最も簡単な方法です。レンダリング設定で出力解像度を下げれば、最終的に出力される動画の解像度が下がります。
- 手順:
- プロパティエディタの「出力」タブを開きます。
- 「解像度」のXとYの値を調整します。例えば、1920x1080から1280x720に下げると、解像度が下がります。
2. トランスフォームストリップを使用する:
トランスフォームストリップを使用することで、ストリップのスケールを変更し、結果的に解像度を下げることができます。
- 手順:
- VSEエディタで、解像度を下げたいストリップを選択します。
- Nキーを押してサイドバーを開き、「トランスフォーム」タブを選択します。
- 「スケール」のXとYの値を調整します。例えば、0.5にすると、ストリップが半分に縮小され、解像度が下がります。ただし、この方法では画質が劣化する可能性があります。
3. コンポジットノードを使用する (間接的な方法):
VSEで直接解像度を下げるノードはありませんが、コンポジットノードと組み合わせることで、より高度な解像度操作が可能です。ただし、これは少し複雑な方法です。
- 手順:
- VSEエディタで、出力ノードとコンポジットノードを接続します。
- コンポジットノードエディタで、「スケール」ノードを追加します。
- 「スケール」ノードの「X」と「Y」の値を調整して、解像度を下げます。
- コンポジットノードの出力をVSEの入力に接続します。
補足:
- 「解像度を下げる」目的が、単にファイルサイズを小さくすることであれば、出力形式や圧縮率を変更する方が効果的な場合があります。
- 画質を維持しながら解像度を下げるには、適切なスケーリングアルゴリズムを使用することが重要です。Blenderのトランスフォームストリップやコンポジットノードでは、いくつかのスケーリングオプションを選択できます。
どの方法を選択するかは、具体的な状況や目的に応じて異なります。上記の方法を試してみて、最適な方法を見つけてください。
もし、上記の説明で不明な点がありましたら、遠慮なくご質問ください。