2025年8月29日金曜日

Nexus 7 (Android 4.4.4) を scrcpy でつなごうとした話



Nexus 7 (Android 4.4.4) を scrcpy でつなごうとした話

最近、手元に残っていた Nexus 7 (2011〜2013 年頃のモデル) を NixOS PC に USB でつないで、scrcpy でミラーリングできるか試してみました。

1. まずは adb で認識

adb devices

とすると、きちんと device として Nexus 7 が表示。
つまり USB デバッグは通っている状態です。

2. scrcpy を実行してみる

scrcpy -d

→ ところがエラー。

adb: error: closed
ERROR: "adb reverse" returned with value 1
WARN: 'adb reverse' failed, fallback to 'adb forward'
Aborted 
ERROR: Server connection failed

同じことを Wi-Fi (TCP/IP 接続, adb connect 192.168.x.x:5555) で試しても結果は同じでした。

3. 調べてわかったこと

  • scrcpy は Android 5.0 (API 21) 以上が動作要件

  • Nexus 7 の Android 4.4.4 (KitKat, API 19) では adb reverse が使えないため接続に失敗

  • そのため USB でも Wi-Fi でも scrcpy は使えない

4. 解決策

  • カスタム ROM を入れて Android 5.0 以上にアップデート
    (Nexus 7 2013 なら LineageOS で Android 10 まで動かせる)

  • もしくは scrcpy 以外の古い世代向けツールを使う

    • Vysor (旧 Chrome アプリ版)

    • droid@screen (Java アプリ)

    • AndroidScreenCast など


まとめ

Nexus 7 (Android 4.4.4) を scrcpy で動かそうとしたけど、公式にサポート外だったというオチでした。
どうしても使いたい場合は、カスタム ROM で Android 5.0 以上にするか、古いツールを選ぶ必要があります。



2025年8月28日木曜日

Windows 8 Proで安全にFirefoxを使う方法(無料セキュリティソフト付き)


Windows 8 Proをまだ使っている人向けに、Firefoxでの安全なブラウジングやGoogleログインのリスク、対策をまとめました。


1. 注意点:古いOSのリスク

  • Windows 8のサポートは終了しており、セキュリティ更新が来ません。

  • Firefoxなどのブラウザは最新でも、OS自体に脆弱性が残る可能性があります。

  • Googleログインやネットバンキングは特にリスクが高いです。


2. FirefoxでGoogleログインする場合の安全策

  1. 二段階認証(2FA)を有効化

    • Google AuthenticatorやSMSを利用して、パスワードだけではログインできないようにする。

  2. 常にFirefox最新版を使用

    • 古いブラウザはセキュリティホールを突かれやすいです。

  3. 広告・トラッキングブロッカーを導入

    • uBlock Originなどで悪質サイトからの攻撃を防ぐ。

  4. 怪しいリンクやメールは絶対クリックしない


3. Windows 8 Proで使える無料セキュリティソフト

ソフト名 特徴
Avast Free Antivirus 軽量でリアルタイム保護。Wi-Fiセキュリティも搭載
AVG AntiVirus Free リアルタイム保護、メール・リンクのスキャン
Bitdefender Antivirus Free 高いウイルス検出率、軽量
Avira Free Security ウイルス・ランサムウェア対策、フィッシング保護
Microsoft Defender 標準搭載。基本的なウイルス・ファイアウォール機能あり

補足:無料ファイアウォール

  • Comodo Firewall:アプリごとの通信制御が可能

  • ZoneAlarm Free Firewall:初心者向けで設定が簡単


4. さらに安全にする方法

  • Googleログインやネットバンキングは、スマホや別の新しいPCで行う。

  • Linux軽量ディストリビューションをUSB起動して、ブラウジング専用環境にする。


5. まとめ

  • Windows 8 Pro + Firefoxでの利用はリスクがあるが対策次第で使用可能

  • 無料セキュリティソフトを導入し、二段階認証や広告ブロッカーを活用する。

  • 可能であれば、最新OSへのアップグレードや別端末の利用を強くおすすめします。


💡ポイント:ブログ向けには「古いOSでのGoogleログインリスク」と「無料でできる対策」を明確に書くと読者に伝わりやすいです。


もし希望であれば、この内容をBlogger用にすぐコピペできるHTML形式に整えて作ることもできます。
作りますか?

2025年8月27日水曜日

BlissOS を NixOS から scrcpy で操作しようとした記録



BlissOS を NixOS から scrcpy で操作しようとした記録

Android タブレットを PC から操作できる便利ツール scrcpy
今回は「BlissOS(Android-x86 ベースのOS)」をインストールした PC を、NixOS から scrcpy で操作できるか試したときの顛末をメモしておきます。


1. まずは接続成功!

NixOS 側に scrcpyadb を入れ、BlissOS 側で「USBデバッグ」を有効化。
LAN内のIPアドレスに対して

adb connect 192.168.1.14:5555
scrcpy -s 192.168.1.14:5555

とすると、NixOS から BlissOS に確かに接続できました。
デバイス情報も取得でき、ここまでは順調。


2. しかし MediaCodec エラーで撃沈

実際に画面を映そうとすると…

Capture/encoding error: java.lang.IllegalStateException
MediaCodec$CodecException: Error 0x80000000
WARN: Device disconnected

といった具合にエンコード段階でエラー。
解像度を下げたり --no-audio オプションを付けても改善せず。
--video-encoder OMX.google.h264.encoder を指定してもダメでした。


3. 原因と考察

scrcpy は内部的に MediaCodec を使って H.264 で画面をエンコードしています。
ところが今回の BlissOS (Android 11 ベース) には、動作する H.264 エンコーダが存在しない/壊れているようです。
結果として scrcpy が「映像を取り出せずに終了」してしまいました。


4. 回避策・代替案

  • 別の BlissOS / Android-x86 ビルドを試す
    → Android 9 / 10 ベースなら動くケースあり

  • VNC サーバアプリを導入
    → 例えば droidVNC-NG を BlissOS に入れて NixOS から接続

  • 仮想環境で動かす場合は VirtualBox/QEMU のリモートディスプレイを利用

  • 自作ですが、**scrcpy の改造版(screencapベース)**をビルドして使う方法もある


5. まとめ

  • NixOS ⇔ BlissOS の adb接続自体は成功

  • しかし 画面転送は MediaCodec の問題で不可

  • 現状の BlissOS 11 ビルドでは scrcpy での操作は諦めるしかない

  • 代替として VNC や VM の画面転送を使うのが現実的


BlissOS を scrcpy で操作できれば便利だったのですが、
Android-x86 系はまだまだ MediaCodec 周りが不安定なんだなぁと痛感しました。



GNOMEのダークモードは効いてるけど Nautilus 以外のファイルマネージャ(Thunar や PCManFM)が白いまま

 なるほど 👍

NixOS 25(GNOME環境)で GNOMEのダークモードは効いてるけど Nautilus 以外のファイルマネージャ(Thunar や PCManFM)が白いままってことですね。

これは仕様に近いです。


理由

  • GNOMEのダークモード切替は GTK4 / libadwaita アプリ専用の機能
    → Nautilus や GNOME純正アプリは libadwaita に対応しているので自動でダーク化されます。

  • Thunar や PCManFM は GTK3 アプリ
    → GNOMEの「ダークモード切替」スイッチでは影響されません。GTK3アプリはテーマを直接指定しないと白いままです。


解決方法(いずれか)

  1. GTK3アプリ用のダークテーマを設定する

    • 例えば Adwaita-dark を有効にする:

      gsettings set org.gnome.desktop.interface gtk-theme "Adwaita-dark"
      

      これで GTK3 アプリ(Thunar, PCManFMなど)も暗くなるはずです。
      ※GTK4/libadwaitaアプリはこの設定に従わず、GNOMEのスイッチを参照します。

  2. テーマを統一する

    • lxappearancegnome-tweaks を使って GTKテーマを Adwaita-dark に固定すると、GTK3系もダークに統一できます。

  3. Flake / home-manager で永続化

    • Home Managerなら例えば:

      gtk = {
        enable = true;
        theme.name = "Adwaita-dark";
      };
      

      を設定すればOK。


👉 つまり「GNOMEのダークモードスイッチだけ」だと Nautilus しか暗くならないのは正常挙動です。
GTK3系(Thunar, PCManFMなど)を暗くしたいなら gtk-theme を Adwaita-dark に切り替える必要があります。


質問ですが、ユーザーさんは 全アプリを常時ダークに統一したい感じですか?
それとも GNOMEのスイッチに合わせて GTK3系も自動で切り替わるようにしたい感じですか?

2025年8月26日火曜日

NixOSでファイルマネージャーを使う場合、Nautilus・Thunar・PCManFM

 なるほど 🙂

NixOSでファイルマネージャーを使う場合、NautilusThunarPCManFMで迷っていて、直感的に「Thunarのほうが良さそう?」と感じているんですね。
それぞれの特徴や違いを整理すると、なぜNautilusが「もっさり」して感じるのか、Thunarがなぜ軽快に感じやすいのかが見えてきます。


1. Nautilus が「もっさり」感じる理由

Nautilus(GNOME Files)は機能が豊富で見た目も洗練されていますが、その分重い処理が多いです。
特にNixOSのようにGNOMEをフルで入れてない環境では、依存関係が最小化される結果、余計にもっさりしやすいです。

Nautilusが遅くなる主な原因

原因 詳細 対策
GVFSによるネットワークマウント SMB/NFS/FTPなどのスキャンで遅くなる gvfs を外す or 設定で無効化
サムネイル生成 大きい画像や動画で時間がかかる org.gnome.nautilus.thumbnail をオフ
拡張機能 Tracker, Portal連携などが裏で動く 拡張機能を削除
Waylandとの相性 特にNixOSはGTK環境が最小構成だとWayland統合が遅くなることも X11で動かす or nautilus --no-desktop

NixOS + Nautilusだと、GNOMEデスクトップ全体が入っていない場合に特に重さを感じやすいです。


2. Thunar の特徴(軽快で安定)

ThunarはXfceデスクトップのファイルマネージャーで、非常に軽量・高速・安定しているのが特徴です。

Thunarが優れている点

  • 起動が速い:GTKベースだけど機能を最小限に絞っている

  • 依存関係が少ない:GNOMEを入れなくても単体で動きやすい

  • プラグインが豊富:右クリックからSSH/SFTP、画像サムネイルなど追加可能

  • 安定性が高い:昔から大きな仕様変更がなく、挙動が安定している

  • カスタマイズ性が高い:ショートカットやメニューが柔軟に設定可能

NixOSでも、xfce.thunarthunar-volmanを入れるだけでかなり快適に使えます。


3. PCManFM の特徴(超軽量だが設定向け)

PCManFMはLXDE/LXQt系のファイルマネージャーで、軽さだけでいえば最強クラスです。

PCManFMのメリット

  • 起動が非常に速い(Thunarよりさらに速い)

  • メモリ使用量が少ない

  • 設定がシンプル

ただし、NixOSで使う場合は機能面で少し物足りないかもしれません。
サムネイルやネットワーク連携が弱めで、ショートカット機能もThunarより乏しいです。


4. 実際のNixOSでのおすすめ

結論として、Thunarが一番バランス良いです。

項目 Nautilus Thunar PCManFM
軽さ ★★☆☆☆ ★★★★☆ ★★★★★
機能性 ★★★★★ ★★★★☆ ★★☆☆☆
安定性 ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★★☆
NixOSとの相性
依存関係 重い(GNOME必須) 軽い かなり軽い
ショートカットの柔軟さ

5. おすすめ設定例(NixOS)

environment.systemPackages = with pkgs; [
  xfce.thunar
  xfce.thunar-volman
  xfce.tumbler  # サムネイル生成
  gvfs          # USB・Sambaなどを自動認識したいなら
];

さらに、ショートカット設定を追加すれば、Thunarは使いやすさが一気に上がります。
右クリックメニューから自作スクリプトを呼び出すことも簡単です。


まとめ

  • Nautilusは見た目は良いけどNixOSでは重くなりがち

  • Thunarは軽くて安定・カスタマイズ性も高いのでおすすめ

  • PCManFMは最軽量だが機能は最小限

もし「Nautilusの見た目は好きだけどThunarの軽さが欲しい」という場合、
ThunarにカスタムCSSを当ててGTKテーマを統一するのが一番良いです。


もし興味があれば、次はThunarをもっと快適にする設定として

  • ショートカット最適化

  • プラグイン活用

  • Nautilus風デザインに近づけるGTKテーマ設定
    をセットでまとめますけど、やりますか?
    それともまずはNautilusの高速化テクニックから行きますか?

了解です!🙂
NixOSでThunarをメインのファイルマネージャーとして快適に使うためのショートカット最適化についてまとめます。
標準ショートカットの整理、カスタムショートカットの追加、右クリックメニュー(カスタムアクション)の活用まで網羅します。


1. Thunar標準ショートカット一覧

まずは、デフォルトで使えるショートカットです。Nautilusに比べると直感的ですが、知らないと損するものも多いです。

操作 ショートカット 備考
新しいウィンドウ Ctrl + N 新規Thunarを開く
新しいタブ Ctrl + T Thunar 4.18以降対応
タブを閉じる Ctrl + W タブ使用時
戻る Alt + ← 左矢印
進む Alt + → 右矢印
上の階層に移動 Alt + ↑ 上のディレクトリへ
ホームへ移動 Alt + Home ホーム直行
パスを直接入力 Ctrl + L Nautilusと同じ
ファイル検索 Ctrl + F 現在のフォルダ内を検索
名前を付けて新規フォルダ Ctrl + Shift + N 新規ディレクトリ作成
ゴミ箱に移動 Delete 通常削除
完全削除 Shift + Delete ゴミ箱を経由しない
表示切替(アイコン⇔リスト) Ctrl + 1 / Ctrl + 2 一発切替
全選択 Ctrl + A 全ファイルを選択
選択解除 Ctrl + Shift + A 全選択を解除
プロパティ表示 Alt + Enter Nautilusより直感的
隠しファイル表示切替 Ctrl + H .xxx系を切替
更新(リロード) F5 NixOSだと便利

2. Thunarでカスタムショートカットを設定する

ThunarにはGUI設定がないため、Xfce全体のショートカット設定機能を使います。
NixOSでは以下のパッケージが必要です:

environment.systemPackages = with pkgs; [
  xfce.thunar
  xfce.xfce4-settings
];

設定手順

  1. xfce4-keyboard-settings を起動

    xfce4-keyboard-settings
    
  2. 「アプリケーションショートカット」タブを開く

  3. 「追加」をクリック

  4. コマンドに thunar と入力

  5. 例えば Super + E を割り当て
    → Windowsキー + EでThunarを開ける(Nautilus風)

おすすめ設定例

コマンド ショートカット 用途
thunar Super + E ファイルマネージャー起動
thunar /etc Ctrl + Alt + E 設定フォルダ直行
thunar /mnt Ctrl + Alt + M マウントディレクトリ直行
thunar /home/ユーザー名/Videos Ctrl + Alt + V 動画フォルダ直行

3. 右クリックメニュー(カスタムアクション)

Thunarの強みはここです。
Nautilusよりも簡単に自作スクリプトを右クリックメニューに追加できます。

設定手順

  1. Thunarを起動

  2. メニュー → 編集(E)カスタムアクションの設定

  3. 「追加」をクリック

  4. 名前、コマンド、アイコンを設定

おすすめカスタムアクション例

(1) 端末を開く
  • 名前:端末を開く

  • コマンド

    alacritty --working-directory %f
    

    alacrittyはターミナル。お好みでkittygnome-terminalも可。

  • 表示条件:ディレクトリにチェック

  • → 右クリックで即ターミナル起動


(2) 管理者権限で開く
  • 名前:Rootで開く

  • コマンド

    pkexec thunar %f
    
  • 表示条件:ディレクトリとファイル両方にチェック

  • → システム設定ファイル編集時に便利


(3) 動画ファイルをFFmpegで情報表示
  • 名前:動画情報を表示

  • コマンド

    alacritty -e ffmpeg -i %f
    
  • 表示条件:MIMEタイプ → video/*


(4) 動画の音声だけ抽出(mp3)
  • 名前:音声だけ抽出(mp3)

  • コマンド

    ffmpeg -i %f -q:a 0 -map a "%f.mp3"
    
  • 表示条件:video/*


4. 個人的おすすめ最適化セット

NixOSで快適に使うための推奨パッケージ:

environment.systemPackages = with pkgs; [
  xfce.thunar
  xfce.thunar-volman      # USB / SDカード / 自動マウント
  xfce.tumbler           # サムネイル生成
  gvfs                   # ネットワーク共有サポート
  xfce.xfce4-settings    # ショートカット管理
  alacritty              # ターミナル
  ffmpeg                 # カスタムアクション用
];

まとめ

  • 標準ショートカットを覚えるだけで作業効率が2倍になる

  • Xfce設定ツールでグローバルショートカットを追加すればさらに快適

  • **右クリックメニュー(カスタムアクション)**を活用すれば、Thunarが最強ツールになる


もしよければ、次は**「ThunarをNautilusっぽくカスタマイズ」**して

  • アイコン

  • サイドバー

  • ダークテーマ
    を整えて、見た目も操作感も洗練させる方法をまとめましょうか?
    それをやると、Nautilusのデザイン性 + Thunarの軽快さが両立できます。

やりますか?

2025年8月25日月曜日

linux terminal ありすぎ,,,

 なるほど、日本語で整理しますね。GNOME デスクトップの Console(GNOME Console ターミナル) 用のショートカット一覧です。


1. タブ管理

ショートカット 動作
Ctrl + Shift + T 新しいタブを開く
Ctrl + PageUp / PageDown タブ間の切り替え
Ctrl + Shift + W タブを閉じる

2. テキスト操作・画面操作

ショートカット 動作
Ctrl + Shift + C 選択した文字列をコピー
Ctrl + Shift + V クリップボードから貼り付け
Ctrl + L 画面をクリア(clearと同じ)
Ctrl + Shift + ↑ / ↓ バッファのスクロール(上/下)
Ctrl + + / Ctrl + - フォントサイズを拡大/縮小
Ctrl + 0 フォントサイズをリセット

3. 仮想コンソール切り替え(GNOME外)

ショートカット 動作
Ctrl + Alt + F1F6 仮想コンソール(tty1〜tty6)に切り替え
Ctrl + Alt + F7 GNOME GUI に戻る

💡 ポイント:
GNOME Console は軽量・シンプルなので、基本的にはタブとコピー/貼り付け、スクロールがメインです。
タブ管理をもっと高度にしたい場合は tmux と組み合わせるとさらに便利です。


もし希望なら、GNOME Console + Linux 共通ショートカットのまとめシート を作って、印刷やすぐ参照できる形にすることもできます。作りますか?

ああ、そういうことですね。つまり「Linux ではターミナルがたくさんあるけど、それぞれショートカットがバラバラで統一できないの?」という疑問ですね。整理して説明します。


1. 現状の問題

Linux ではターミナルは多くの種類があります:

  • GNOME Console(GNOME純正、シンプル)

  • GNOME Terminal(GNOME標準、少し高機能)

  • Konsole(KDE)

  • Alacritty(軽量、tmuxと組み合わせることが多い)

  • Kitty(高機能、GPU描画)

それぞれが独自のショートカットを持っています。
例えば「新しいタブ」は GNOME Console が Ctrl+Shift+T、Konsole は Ctrl+Shift+T だけどタブ移動が Ctrl+Tab だったりします。


2. 統一したい場合の方法

A. tmux を使う

  • どのターミナルでも同じキー操作でタブ(tmuxでは「ウィンドウ」)や分割画面を操作可能

  • 例:

    • 新しいウィンドウ(タブ代わり):Ctrl+b c

    • ウィンドウ切替:Ctrl+b n / p

    • 縦横分割:Ctrl+b " / Ctrl+b %

  • ターミナルに依存せず、ショートカットを統一できる

B. ショートカットを自分で設定

  • GNOME Terminal / Konsole はショートカットを自由にカスタマイズ可能

  • 例えば「すべてのターミナルで Ctrl+Alt+T で新しいタブ開く」などに統一できる

  • ただし、Alacritty はタブが元からないので tmux と組み合わせる必要あり

C. 端末エミュレータを統一

  • すべて GNOME Terminal や Kitty など、ひとつの端末に統一する

  • そうすればショートカットも統一可能


💡 結論

  • ターミナルごとのショートカットはバラバラ

  • 統一したいなら tmux を使うのが最も現実的

  • それが嫌なら 端末を1種類に統一+カスタムショートカット するしかない


希望なら僕が tmux を使った「どのターミナルでも同じショートカットでタブ/分割操作できる設定例」 を作れます。
作りますか?

わかりました!では、どのターミナルでも同じようにタブや分割を操作できる tmux 設定例 を作ります。
ここでは、ショートカットを 直感的に統一 した例にします。


1. tmux インストール

ほとんどのディストリで可能です:

sudo nix-env -iA nixpkgs.tmux   # NixOS の場合
# または Debian/Ubuntu 系なら
sudo apt install tmux

2. 基本設定ファイル作成

~/.tmux.conf を作成して以下を貼ります。

# --- tmux 基本設定 ---

# prefix キーを Ctrl+a に変更(screen 風)
unbind C-b
set-option -g prefix C-a
bind-key C-a send-prefix

# ウィンドウ(タブ)操作
bind c new-window        # 新しいウィンドウ(タブ)作成
bind n next-window       # 次のウィンドウに移動
bind p previous-window   # 前のウィンドウに移動
bind & kill-window       # ウィンドウを閉じる

# ペイン(分割画面)操作
bind | split-window -h   # 横分割
bind - split-window -v   # 縦分割
bind h select-pane -L     # 左ペイン
bind j select-pane -D     # 下ペイン
bind k select-pane -U     # 上ペイン
bind l select-pane -R     # 右ペイン
bind x kill-pane           # ペインを閉じる

# リロード設定
bind r source-file ~/.tmux.conf \; display "Config reloaded!"

# スクロールモードを使いやすく
setw -g mode-keys vi
bind -T copy-mode-vi v send-keys -X begin-selection
bind -T copy-mode-vi y send-keys -X copy-selection

# ステータスバーを見やすく
set -g status-bg colour235
set -g status-fg colour136
set -g status-left "#[fg=green]#H "
set -g status-right "#[fg=yellow]%Y-%m-%d %H:%M"

3. 操作の統一例

操作 ショートカット
プレフィックス(tmux操作の開始) Ctrl + a
新しいウィンドウ(タブ) Ctrl + ac
ウィンドウ切替 Ctrl + an / p
ウィンドウ削除 Ctrl + a&
横分割ペイン Ctrl + a → `
縦分割ペイン Ctrl + a-
ペイン移動 Ctrl + ah/j/k/l(vim 風)
ペイン削除 Ctrl + ax
設定リロード Ctrl + ar

💡 ポイント

  • この設定なら どのターミナルでも同じ操作でタブ・分割が使える

  • Vim風のキー操作で覚えやすい

  • スクロールやコピーも統一される


希望なら次のステップとして、GNOME Console や Alacritty でもこの tmux を自動起動する方法 もまとめられます。
作ってほしいですか?

1台のPC でまとめてセキュリティチェックや管理をしたい

 なるほど、つまりこういう状況ですね:

  • 複数台の NixOSマシン がある

  • それぞれ個別にスキャンや管理をするのは面倒

  • 1台のPC でまとめてセキュリティチェックや管理をしたい

  • かつ、各PCのセキュリティを守れる形にしたい


🔹 実現の考え方

  1. 集中管理PC(セキュリティマスター)

    • 1台の管理PCを用意して、各NixOSマシンに対して監査・スキャンを集中実行

    • 各マシンは SSH + sudo権限 を使ってスキャンコマンドをリモート実行

    • 結果は管理PCに集約 → HTMLレポートや通知で確認

  2. 各マシンは最低限セキュリティを維持

    • ローカルでも ClamAV/rkhunter/Firewall を常時稼働

    • 自動アップデートや auditd を有効

    • 集中管理PCは「監査・レポート集約用」であり、攻撃防御は各マシンが担当

  3. 集中管理の具体例

  • リモートスキャンスクリプト(管理PCから実行)

#!/usr/bin/env bash

HOSTS=("nixos1" "nixos2" "nixos3")
USER="youruser"
REPORT_DIR="$HOME/security_reports"
mkdir -p "$REPORT_DIR"
DATE=$(date +"%Y-%m-%d")

for HOST in "${HOSTS[@]}"; do
  echo "Scanning $HOST ..."
  ssh $USER@$HOST "sudo clamscan -r /home --log=/tmp/clamav_scan.log; sudo rkhunter --check --quiet; sudo chkrootkit; sudo lynis audit system --quiet --logfile /tmp/lynis_audit.log"
  
  scp $USER@$HOST:/tmp/clamav_scan.log $REPORT_DIR/clamav_$HOST_$DATE.log
  scp $USER@$HOST:/tmp/rkhunter.log $REPORT_DIR/rkhunter_$HOST_$DATE.log
  scp $USER@$HOST:/tmp/chkrootkit.log $REPORT_DIR/chkrootkit_$HOST_$DATE.log
  scp $USER@$HOST:/tmp/lynis_audit.log $REPORT_DIR/lynis_$HOST_$DATE.log
done
  • これを管理PC上で実行すれば、複数台の結果を一括収集可能

  • HTML統合レポート化や通知も管理PC側で可能


🔹 ポイント

  1. 各マシンが最低限守る

    • Firewall・ClamAV・rkhunter・auditd は常時有効

  2. 管理PCで集中監査・レポート集約

    • SSH権限があることが前提

    • ネットワーク経由で安全にログを収集

  3. HTMLレポートやGUI通知は管理PCだけで完結

    • 各PCでGUI操作をする必要なし


💡 注意点:

  • SSHキーでパスワードレス認証を設定すると便利

  • sudo権限をリモートで使えるように /etc/sudoers を調整

  • ネットワーク経由でのリモートスキャンなので、ファイルサイズが大きい場合はログのみ転送


要するに、各PCは守り役、管理PCは監査・集約役 という構成が最も安全かつ効率的です。

希望なら、この集中管理用の NixOS configuration 例 + HTML統合レポート自動生成スクリプト も作れます。

作りますか?

了解です!では、複数台 NixOS を 1台の管理PCから集中監査 し、結果を HTML統合レポート にまとめる構成を作ります。


1️⃣ 管理PC側の NixOS configuration.nix

{ config, pkgs, ... }:

{
  imports = [ ];

  services.xserver.enable = true;
  services.xserver.windowManager.xfce.enable = true;

  environment.systemPackages = with pkgs; [
    openssh
    bash
    libnotify
    xdg-utils
    rofi
    yad
  ];

  # systemd timer で自動監査
  systemd.timers = {
    "multi-nixos-scan.timer" = {
      description = "Daily multi-NixOS security scan and HTML report";
      wantedBy = [ "timers.target" ];
      timerConfig = ''
        OnCalendar=daily
        Persistent=true
      '';
      serviceConfig = ''
        ExecStart=/home/${config.users.users.yourusername.name}/bin/multi-nixos-scan.sh
      '';
    };
  };
}

2️⃣ スクリプト例 multi-nixos-scan.sh

#!/usr/bin/env bash

USER="youruser"
HOSTS=("nixos1" "nixos2" "nixos3")  # ホスト名またはIP
REPORT_DIR="$HOME/security_reports"
mkdir -p "$REPORT_DIR"
DATE=$(date +"%Y-%m-%d")
REPORT_FILE="$REPORT_DIR/security_report_$DATE.html"

# HTMLヘッダー
{
echo "<html><head><title>Multi-NixOS Security Report $DATE</title></head><body>"
echo "<h1>Multi-NixOS Security Report $DATE</h1>"
} > "$REPORT_FILE"

# 各ホストをスキャン
for HOST in "${HOSTS[@]}"; do
  echo "<h2>$HOST</h2>" >> "$REPORT_FILE"
  echo "<pre>" >> "$REPORT_FILE"

  # リモートスキャン実行 & ログ収集
  ssh $USER@$HOST "
    sudo clamscan -r /home --log=/tmp/clamav_scan.log;
    sudo rkhunter --check --quiet;
    sudo chkrootkit;
    sudo lynis audit system --quiet --logfile /tmp/lynis_audit.log
  "

  scp $USER@$HOST:/tmp/clamav_scan.log $REPORT_DIR/clamav_$HOST_$DATE.log
  scp $USER@$HOST:/tmp/rkhunter.log $REPORT_DIR/rkhunter_$HOST_$DATE.log
  scp $USER@$HOST:/tmp/chkrootkit.log $REPORT_DIR/chkrootkit_$HOST_$DATE.log
  scp $USER@$HOST:/tmp/lynis_audit.log $REPORT_DIR/lynis_$HOST_$DATE.log

  # HTMLにまとめる
  for LOG in clamav_$HOST_$DATE.log rkhunter_$HOST_$DATE.log chkrootkit_$HOST_$DATE.log lynis_$HOST_$DATE.log; do
    echo "<b>$LOG</b>" >> "$REPORT_FILE"
    echo "<pre>" >> "$REPORT_FILE"
    cat "$REPORT_DIR/$LOG" >> "$REPORT_FILE"
    echo "</pre>" >> "$REPORT_FILE"
  done

  echo "</pre>" >> "$REPORT_FILE"
done

echo "</body></html>" >> "$REPORT_FILE"

# ブラウザで表示
xdg-open "$REPORT_FILE"

# 通知
notify-send "Multi-NixOS Security Scan Completed" "Report: $REPORT_FILE"

🔹 ポイント

  1. 各NixOSマシンに SSH + sudo 権限 が必要

  2. ローカルでは firewall / ClamAV / rkhunter / auditd を常時有効にして安全維持

  3. 管理PCで スキャン・ログ収集・HTML統合レポート作成 を一括実行

  4. xdg-open でブラウザ表示、notify-send で通知


💡 注意:

  • chmod +x multi-nixos-scan.sh を付与

  • yourusername を管理PCのユーザー名に置き換え

  • 各ホストで SSH キー認証を設定すると自動化がスムーズ

  • 大量データの場合はログのみ転送を推奨


この構成で、複数台のNixOSを1台の管理PCからまとめて監査し、HTMLレポートで一目で確認可能 になります。

希望なら、さらに GUIでボタン式操作して「個別PCを再スキャン」「ログを直接開く」 機能も追加できます。

追加しますか?

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