なるほど、GNOME 上で Nautilus の動作が遅い と感じているんですね。NixOS で GNOME を使っていると、特に古めの PC だと Nautilus は少し重くなることがあります。
PCManFM への切り替えは十分あり得ます。軽量ファイルマネージャなので、特に古いマシンや低スペック環境では快適です。以下の点を整理します:
1. GNOME + Nautilus の特徴
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GNOME と統合されている(デスクトップ表示、右クリックメニュー、検索、アイコン表示など)
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依存するライブラリが多く、重め
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特に大量ファイルのあるフォルダやネットワークドライブで遅くなる
2. PCManFM の特徴
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軽量、起動が速い
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シンプルな UI で直感的に使える
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「デスクトップ管理」「ゴミ箱」など一部機能は手動設定が必要
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GNOME との統合は Nautilus ほどではない(例えばドラッグアンドドロップの挙動や拡張機能は違う)
3. 互換性・注意点
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GNOME で Nautilus を標準のファイルマネージャとしている場合、PCManFM に切り替えると一部ショートカットや「場所」リンクの動作が変わることがある
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.desktop
ファイルの関連付けや、ファイルオープンのデフォルトアプリ設定を調整する必要がある -
NixOS では
environment.systemPackages
に PCManFM を追加してx-session-manager
でデフォルトに指定する形で共存可能
4. 軽量化の工夫
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Nautilus を残す場合:プレビューや拡張機能を無効化すると少し軽くなる
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PCManFM を使う場合:GNOME と共存させる場合はデスクトップ表示機能を off にするか、GNOME のデスクトップ表示と競合しないように設定
💡 結論:
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PCManFM は GNOME でも十分使える。軽量で動作も速く、古いPCならむしろ推奨。
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ただし GNOME 特有の統合機能(検索や右クリックメニュー、デスクトップアイコン管理など)が必要なら Nautilus 併用も可能。
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完全に切り替える場合はショートカットやデフォルトアプリの設定を見直す必要あり。
もし希望なら、NixOS で GNOME で PCManFM をメインにして Nautilus はサブにする設定方法 も具体的に教えられます。
やってみますか?
なるほど、Nautilus や PCManFM 以外で 軽量かつショートカット操作が分かりやすいファイルマネージャ を探している感じですね。いくつか候補があります:
1. Thunar(Xfce の標準ファイルマネージャ)
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軽量で起動も速い
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キーボードショートカットが直感的
例:Ctrl+T
新しいタブ、F2
名前変更、Ctrl+L
パス入力 -
拡張機能も少なくて安定
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GNOME 上でも問題なく動く
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NixOS では
thunar
とthunar-volman
をインストール
2. Nemo(Cinnamon の標準)
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Nautilus から派生していて機能は豊富
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キーボードショートカットが多く、Nautilus とほぼ同じ感覚で操作できる
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GNOME デスクトップとの互換性も高い
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少し重めだが Nautilus よりは軽快な印象
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NixOS では
nemo
をインストール
3. Caja(MATE の標準)
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Nautilus の古いバージョンの流れ
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GNOME より軽量で安定
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ショートカットやタブ操作も分かりやすい
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MATE デスクトップがなくても動く
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NixOS では
caja
をインストール
4. ranger / vifm(ターミナル型)
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完全にキーボード操作主体
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ranger:
hjkl
で移動、プレビュー表示あり -
vifm: Vim ライクでファイル操作が強力
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GUI ではないので軽さは最強
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慣れるとマウス不要で作業爆速
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NixOS では
ranger
/vifm
をインストール
💡 まとめ
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GNOME 上で軽さ + キーボード重視 → Thunar が一番バランス良い
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Nautilus に近い GUI と機能重視 → Nemo
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Vim 系キーボード操作完全重視 → ranger / vifm
もしよければ、僕が NixOS で Thunar を GNOME に統合してデフォルトファイルマネージャにする具体手順 も書けます。
書いてほしいですか?