Vimで.コマンドを使って@aを繰り返そうとしてもできないとのこと、ですね。これは、Vimの動作原理上、意図したように動作しないことが一般的です。
なぜ.コマンドで@aが繰り返せないのか?
Vimの.コマンドは、直前の変更を繰り返すためのコマンドです。@aはマクロを実行するコマンドであり、マクロの実行自体は変更行為には該当しません。そのため、.コマンドで@aを直接繰り返すことはできないのです。
.コマンドとマクロの組み合わせ
.コマンドでマクロを繰り返したい場合は、マクロの中に.コマンド自体を含めるという方法があります。
- マクロの記録開始:
qaと入力してマクロの記録を開始します。 - 繰り返したい操作: 繰り返したい操作を実行します。このとき、
.コマンドも他の操作と同様に記録されます。 - マクロの記録終了:
qと入力してマクロの記録を終了します。 - マクロの実行:
@aと入力してマクロを実行します。
例
例えば、5jで5行下に移動し、cwhelloで単語を"hello"に書き換えるという操作を3回繰り返したい場合、以下の手順になります。
qa5jcwhelloqと入力します。@a@a@aと入力します。
これで、指定した操作が3回繰り返されます。
まとめ
Vimの.コマンドは、直前の変更を繰り返すためのコマンドであり、マクロの実行そのものを繰り返すことはできません。マクロの中に.コマンドを含めることで、間接的にマクロを繰り返すことができます。
その他
- マクロのネスト: マクロの中に別のマクロを呼び出すことも可能です。
- マクロの編集: マクロを記録後に、
.registerコマンドを使ってマクロの内容を編集できます。 - マクロの保存と読み込み: Vimスクリプトにマクロを保存したり、他のファイルからマクロを読み込むこともできます。
Vimのマクロ機能は非常に強力で、複雑な操作を効率化することができます。ぜひ、様々な組み合わせを試して、自分にあった使い方を見つけてみてください。
もし、さらに詳しい情報が必要な場合は、具体的な操作やエラーメッセージなどを教えていただけると、より的確なアドバイスができます。
以下のような情報があると、より詳しく説明できます。
- どのようなマクロを繰り返したいのか
- エラーメッセージが出ている場合は、その内容
- Vimのバージョン
- 普段どのような操作をされていますか
お気軽にご質問ください。