はい、Doom Emacs は Vim とほぼ同じキーバインドで操作できます!
むしろ Doom Emacs は「VimライクにEmacsを使いたい人のためのEmacs構成」です。
✅ Doom Emacs の Vim 互換性について
機能 | Doom Emacs での状態 |
---|---|
normal , insert , visual モード |
✅ 完全対応(evil-mode 内蔵) |
hjkl 移動 |
✅ 同じ |
:w , :q , :e など |
✅ : でExコマンドも使える |
/ , n , * などの検索 |
✅ そのまま使える |
ciw , di( , yap など |
✅ Vim と同じテキストオブジェクト対応 |
gg , G , dd , yy |
✅ そのまま動く |
キーマップカスタム | ✅ config.el で調整可能 |
Doom Emacs は
evil
(Vimキーバインドエミュレーション)を前提に設計されているため、Vimとほぼ同じ感覚で使えるEmacsです。
🎮 追加される便利なキーバインド(Doom独自)
Doom ではスペースキー(SPC
)がリーダーキーになっていて、以下のようなショートカットが使えます:
キー | 機能 |
---|---|
SPC f f |
ファイルを開く (find-file ) |
SPC b b |
バッファ切り替え |
SPC p p |
プロジェクト切り替え |
SPC g g |
Magit(Git UI)を開く |
SPC : |
M-x(Emacsコマンド実行) |
つまり、:Git
や :Buffers
的なUIが、SPC
から直感的に使えるようになります。
❗ Vimと100%完全に同じではないところ(注意点)
-
プラグインの名前や実装が違う(たとえば
telescope.nvim
は Emacsにはなく、代わりにivy
,vertico
,helm
などが使われる) -
Vimスクリプトではなく、Emacs Lisp(またはDoom用のDSL)で設定
-
一部の細かい挙動(カーソル行末の処理など)が若干異なることもある
でも、普段のキーボード操作感は驚くほどVimに近いです。
✅ Vimユーザーにとっての Doom Emacs の利点
-
:q
,:w
,i
,gg
,dd
,:%s/foo/bar/g
などすべて使える -
SPC
でのコマンド探索が非常に便利(慣れると戻れない) -
LSP
,Git
,Org-mode
,Guix
,Terminal
,REPL
などのEmacs力をそのまま使える -
軽量で起動も速い(Emacsとは思えないレベル)
🧪 まとめ
質問 | 答え |
---|---|
Doom Emacs は Vim と同じ操作? | ✅ ほぼ完全に同じ(evil-modeベース) |
Vim操作感でEmacsを使える? | ✅ 問題なし |
Vimと100%同じ? | ❌ 細かい差はあるが、ほぼ違和感なし |